2025-08-09

Macをキーボードだけで操作するいちばん簡単な方法? たとえば「スリープ」

今日の肝

  • 純正ではないキーボードを使っている時、キーボードだけを使ってMacをスリープするには、次の順番にキーを入力するのが簡単(アプリによっては1.を2回)
     1. ⌘+⇧+/  2. ↓(6回) 3. ↵
  • その他のメニュー項目も、同じ方法でキーボードだけで選択できる

今、キーボードを使っている。席を立ってしばらく別のことををしたい。

スリープしてから席を立とうと思うが、マウスに手を伸ばすのは面倒だ。

そんな時は、次の「キーボードショートカット」が便利かも。

  1. ⌘(コマンド)+⇧(Shift)+ /(スラッシュ)
  2. →(右矢印)
  3. ↓(下矢印)を6回
  4. ↵(returnあるいはenter)

解説

MacBookや純正のキーボードを使っている場合は、⌘+option+Powerキーなどでスリープできますが、私のように純正ではないキーボードを使っている人はこれができません。 それに、ココで紹介するワザを覚えると、メニューの任意の項目をキーボードだけで選択できます。

  1. まず、⌘(コマンドキー)+⇧(Shiftキー)+ /(スラッシュキー)を入力すると多くのアプリでは「ヘルプ」メニューが選択される
    • なおApple純正のアプリなどでは「ユーザーガイド」などが表示されてしまうことがある。その場合は、もう一度同じキーの組み合わせを押せば今度こそ「ヘルプ」メニューが表示される
    • 今やってみたら、Lineでは「ショートカット」のウインドウが出てしまって、何度やっても「ヘルプ」が表示されない。こういう場合は ⌘+⇧+タブを押すとアプリが切り替えられるので、別のアプリに切り替えてから「⌘+⇧+/」を押せばよい
  2. 「ヘルプ」メニューで→キーを押すと「アップルメニュー」(りんごのアイコン)が選択される
  3. ↓キーを押せば、メニュー項目が切り替わるので、「スリープ」まで移動する
  4. 「スリープ」に到達したら「↵」(キーボードによってはEnterやreturn)を押せば、無事スリープできるというわけだ

応用

お気づきの方もいると思うが、この方法でどのメニューでも選べる。ヘルプメニューさえ表示してしまえば、後は矢印キーで移動して最後に「↵」を押せばよいのだ。 マウスに持ち替えたくない時の時短ワザ!

この方法だと、新しいmacでも、他人のmacでも大丈夫!

2024-01-23

アップルの日本語がおかしい? #012 歌詞を作るのは「作詞」。「作成」とは言いません

iPadの「ミュージック」を使っていたら、カラオケのように歌詞を表示してくれる機能があることに気がついた。

「これは便利だ。カラオケの練習ができるじゃん」

ただし曲が終わって歌詞の最後を見て驚いた。次のように書いてあったのだ。

作成: John Bettis, Richard Carpenter

おいおい、勘弁してくれよ。

アップルの日本法人の方々は、この機能、誰も使っていないのですかね?  「作成」なんて言うひと日本人に一人もいないんじゃないだろうか。 小学生でも「作成」とは言わないでしょ。

使用言語を「英語」にして表示させたら「Written By:」となってましたわ。

「AIの翻訳そのまま使ったん?」

macOSの「ミュージック」も同じく「作成」でした。macOSの最新版Sonoma 14.2.1での結果です。

iPhoneもiPadもMacBook AirもMac Studioも使っているけど、本当、Apple製品は壊れない。MacBook Airなんて、もう10年以上使っているけど、まだまだ使える。素晴らしいハードウェアだと思う。

だけど、「作成」とか表示されると、それだけで気が滅入る。

「すぐに直してください!」

2023-01-28

アップルの日本語がおかしい? #011 Safariで縦書きウェブページは印刷できん

ゆえあって、縦書きの日本語の本(ひとまずPDFファイル)を作ろうとしています。 確認する方法は色々考えられますが、ブラウザで見られればそれなりに楽です。

書きのプログラミング関連の文書などを作るときはFirefoxのお世話になっています。ページ番号を入れられたり、改ページをきちんと処理してくれたりで、他のブラウザより良い感じだと思います。

ところが縦書きのHTML文書についてFirefoxは、表示は、まあできたのですが、印刷しようとすると、なんと最後のページしか印刷できません。ほひょう〜、これは困った。

ChromeとEdgeはまずまず

続いてChromeとEdgeを試してみましたが、どちらもまずまずPDF出力ができました。 細かいところはこれからチェックで、どちらを使うか(あるいは他の手段を使うか)検討します。

Safariは死んだ!

Safariを試してみました。プレビューで白紙のページしか表示されません。 [PDF]ボタンを押してPDFで保存しようとしてみました。

アプリ自体が死にました。

Safari Technology Reviewでもやってみましたが、同じように死にました。

死んじゃうのは困りますわな。 もっとも、再起動したら前のページ群を復活してくれたので、それほど困りはしなかったのですが。 でも、心理的な不可じゃなくて、負荷はけっこうあったかも。

「相変わらず日本語処理は軽視されているようですね...」と思ってしまう私がいるような気がしちゃったりするかもしれません。(←これがどう自動翻訳されますかね)

2023-01-15

アップルの日本語がおかしい? #010 「コピー」と「複製」は同じ? 違う?

知人が、突然変なことを言い出した。

「このエイリアスというのやったら、別のコピーができると思ってたんだけど、エイリアスのほういじったら、元のほうも変わっちゃったんだけど。どうやったら別のバージョン取っておけるの?」

「え? ファイルのコピーの仕方知らないの? もう○十年もMac使っているのに?」

疑問に思いつつFinderを見てみる。

ファイルを選択して右クリック(Ctrl+クリック)してみる。メニューが表示されるがその中に[複製]というのと[コピー]というのがある。そしてもうひとつ、[エイリアスを作成]というものもある。

「エイリアス」は「別名」だが、「知人は、別名を語るときにはまったく別の人生を生きられるはず」と思ってしまったようだ。だからエイリアスを編集すれば別の内容をとっておけるはずだと勘違いした。

「エイリアスは同じファイルを別の名前でも参照できるだけだから、実体はひとつだよ」と説明してまあこちらは理解してもらった。

ところで「コピー」と「複製」の何が違うというのだ。おまけに、「xxx.txt」というファイルを「複製」すると「xxxのコピー.txt」が目の前に現れるという、混乱きわまりない状況になる。「「複製」すると「コピー」ができて、しかも別に「コピー」というメニュー項目がある。意味不明!!!

これで「コピー」と「複製」の違いを、一般人に理解せよというのは不可能ではないだろうか?

Windowsはどうなっている?

Windowsでどうなっているか見たら、Macで[コピー]に当たる項目は[パスのコピー]となっていた。これなら、そもそも「パス」が意味不明だから、問題は起こらないか。

一方[複製]にあたる項目を探してみたが見当たらない。同じフォルダでファイルを複製することはないと踏んでいるのだろうか。それともアプリ内から[名前を付けて保存]を選んでもらうのか。

これって、もう何十年もこうなっているんだよね? 慣れは恐ろしいね。

2022-12-30

SNSや動画サイトは断捨離の道具

年末です。大掃除の季節です。そこで、断捨離ネタ。

記憶装置はいくら容量があっても足りない

最近、鳥の写真や動画を撮るのが面白くなってます。よろしかったらコチラをご覧ください

困るのが、とくに動画はディスク容量をかなりくってしまうことです。高解像度で保存すると、下手するとギガ単位になります。

ちょっと前は、100GBもあれば余裕シャクシャクだったのに、いまでは1テラ、2テラは当たり前、ついには2年前にノートパソコンで4TBのやつを買ってしまいました。

しかし、これでいいのだろうか。こんなことをやっていたら、ファイルはどんどん増えるばかりです。

YouTubeは俺の外部ディスクさ

そこで割り切ることにしました。

基本、パソコンに動画や写真は残さない。傑作(あるいはそれに準ずるもの)はすべて、SNSや動画サイトにアップロードしてしまいます。

朝、上の階に上ってスカイツリーと富士山をパチャッ。さっそくnoteにアップします。 そして、スマフォの写真は溜まったら、ぜ〜んぶ削除。

サギやカワセミなどきれいな鳥の動画を撮ったら、ちょっとしたムービーにまとめてYouTubeにアップ。 同じ時にとった動画は、公開動画のバックアップを残して、その他は基本すべて削除!

まあ、そうは言っても、家族の写真とかは、とっておきますけどね。 子供が大きくなると、ほんと家族写真は減りますわ。だから、1年で数えるほどしか増えない。

ということで、今度買ったノートパソコンは1TBに逆戻り。これでなんとか暮らしてみよう!

2022-09-22

PDFファイルにページ番号を入れるには GraphicConverterがいいかも

もう20年以上使っているGraphicConverterという画像処理・形式変換アプリ、PDFファイルにページを入れることができるのを知った。 今までは、大枚はたいて買ったAcrobat Proを昔のOSのMacで動かして、なんとか入れてたりしたんだけれど(Adobeに毎月のお布施を払うには、使用頻度があまりに少ない)。

GraphicConverterなら超簡単。

  1. PDFファイルのアイコンをGraphicConverterのアイコンに重ねる
  2. ダイアログボックスが開くので確認して[OK]をクリック
  3. [ファイル]→[プリント]→[プリント...]を選択
  4. 表示されるダイアログの下のほうにある[Page number]にチエックを入れて形式を指定する(今日現在、形式を指定できるのはβ版のみ)

これでPDFに保存すれば、ページ番号付きのPDFファイルができあがり!

ちなみに、ページ番号の形式が1種類しかなかったので、開発元に「3/5みたいなのも選択できるようにしてくれ」とメールしたら、2日後に対応したベータ版のダウンロードURLを送ってくれた。

素早い! こういう会社いいな。

2022-08-27

アップルの日本語がおかしい? #009 Safariの文字拡大縮小ボタンの「あ」はさえない

視力のとてもよい人には関係がないかもしれないけれど、私はブラウザの文字を大きめに表示することが多い。 大きい文字のほうが目が疲れない。

そのせいかどうかはわからないが、うん十年の間、ほぼ毎日8時間以上パソコンを使っているにも関わらず、視力1.0以上を保っている。

Safariの拡大縮小ボタンが日本語になった

Safari(Macのブラウザ)がバージョンアップされたらツールバーに表示される文字拡大・縮小のアイコンの文字が小さな「あ」と大きな「あ」に変わった([ツールバーをカスタマイズ]しないと表示できません)。

冴えないな〜。気分が落ち込むフォントだ。

前のバージョンはこうなっていた。

これは、慣れているせいものあるのだろうが、まったく違和感がない。

なぜ、アルファベットのほうがいいのだろうか。

まず、「自分ならこうする」というのを考えてみた。英語のままでいいのだけれど、「日本語にするならね」という案だ。

あと2案考えてみたけれど、上(↑)のほうがよいような気がする(「文」と「字」の比較なら「字」のほうがいいかな)。

日本語は基本、憑依文字、じゃなくて、表意文字なのね

日本語の文字には意味があることが多い。ひらがなやカタカナに意味はないといえばないのだが、少なくとも漢字、そして絵文字にも意味がある。小さな「A」や大きな「A」、そして小さな「あ」や大きな「あ」は、そのサイズで意味を表そうとしているしているのだけれども、これは日本語らしくないのだ。

せっかく意味をもたせることができるのだから、その意味を使うほうがよいのだ! 

ちなみにFirefoxはこれ(↓)。万国共通のわかりやすさ! 「+」や「-」には万国共通の意味があるではないか。

ちなみにちなみに、Google Chromeでは、ツールバーに拡大縮小のアイコンを表示することはできない(模様)。 マウスを持っているときには、これがあるほうが便利なんだよね〜。キーボードに手があるときには、ショートカットでいいのだけれど。

というわけで、今回はFirefoxに座布団1枚

Appleさん、せめて選択できるようにしてください。今のアイコンは見たくない。ツールバーから消しちゃおうかな...

漢字はアイコンなのだ

ところで、弊社で運営中の辞書サイトDictJuggler.net(翻訳訳語辞典)では、一番上に漢字のボタンを並べている。

漢字はそれぞれが意味をもつので、「アイコンとして使えるのだ」というのが私の主張(「絵のセンスがなくて自分で描けないから、漢字にして逃げている」という説もあるけど...)。


以上、最初のバージョン(2021.5.21)

後日談 -- 「あ」は紛らわしい(2022.8.27追記)

もうひとつ、文字拡大縮小ボタンに「あ」を使うことの不便さが見つかった。というか、経験している。

「あ」は日本語の文字なので、普通にテキストに出現する。なので、地のテキストと区別がつきにくいのだ。

「周辺視野」で目に入ったとき、大小の「A」が並んでいればそれが拡大縮小ボタンだとすぐわかる。 でも「あ」が2つ並んでいても、ほかのテキストとあまり違いがないように感じて、パッと見、ツールバーの位置が判別しにくい。

いつも、というわけではないのだけれど、なにかの都合でウィンドウをやや下のほうに表示していたりすると、とくに気が付きにくいような気がする。 ツールバーの位置は大体は一番上のほうにあるのだけれど、ウィンドウが下にあるとツールバーの位置も当然下がるわけで、どこに表示されるかわからなくなる。

大きい「A」と小さい「A」に戻してくれないかな〜。せめて選べるようにして欲しいわ。

Safariやめちゃうという手もあるか。 Edgeもまともに使えるようになったから、Firefox、Chrome、Edgeの3つを使えばあまり困らないだろうし(なんて、「脅し文句」を書いては見たけれど...)。

後日談 その2 -- Safari Technology Preview を使えばいいや(2022.9.28追記)

「あ」を使わずに済む方法があった。「Safari Technology Preview」を使えば、このアプリのインタフェースは英語なので、「A」になる。

2022-08-05

新しいMac導入 -- Montereyの不具合は...

新しいMacを買ってしまった。OSはMonterey(12.5)。

今のところの不具合

  • 純正キーボードからも入力ができない!! -- これには大変困った。ところが他のアカウントでやってみたらきちんと動く。「こまったな〜。この際だからゼロから環境作り直すか」と思って、もうひとつ別のアカウント作ってそこで環境構築を始めたのだが、2、3時間ぐらいあとでかな〜、休憩して戻ったときに無意識に今までアカウントで入ってしまったら、なんとキーボードから入力ができるではないか! う〜ん、わからん。原因探るのは大変そうだから、当面断念。HHKBを使っているのと関係あるのかな...。今は純正もHHKBも問題なく動作中
  • emacsが(きちんと)動かなくなった -- https://emacsformacosx.comから新バージョンをダウンロードしてきて動かしたら、動いた。ヨカッタ、ヨカッタ。前のバージョンはTerminalから起動できなくなって、試しにアイコンクリックしたら起動はできてまずまず使えたのだが、中でシェルを動かすとDesktopのファイルとかにアクセスできなくなってしまって、えらい不便だった。最近のOS、セキュリティが徹底しているのはよいのだが、デフォルトではshellからホームの下にもアクセスできなかったりして大変(これも邪悪な人がいるせいなんだよね。ああ、今どき戦争を始めるなんて...えらい迷惑だ)

値段が上がったこの時期に、新しいMacを買わなくてもいいのに...

現在は超円安。1ドル140円をうかがおうかという感じ。「なんで、こんな値上がりしたときにMac買ったの?」

最近ビデオの書き出しをすることが多くなったのだが、MacBook Proで書き出しを始めると、テキスト入力が遅すぎて仕事にならない。しばらくの間、夜間などにビデオ編集をやらせようと試みていたのだけれど、もう限界。耐えられなくなって買ってしまった。

ちょっと前にヨドバシカメラを覗いたら、在庫なし。「仕方ない、諦めるか」と思っていたのだけれど、数日前に再度覗いてみたら、なんと自分がほしいと思っていたモデルだけ「在庫あり」になっていた! 「これは私のためのものに違いない」と勝手に思い込んで、ショッピングカートに入れてしまったというわけ。

これもウィルスの影響なのだ

こうなったのも新型コロナウイルスが原因なのだ。JavaScript講座を対面+リモートでやってみたら、どうもそれまで使っていたMacBook Airではパワーが足りないらしい。MacBook Proなら大丈夫だろうと思って、買ったのが2020年9月。しばらく使ってみて大丈夫そうだったので、それまで使っていたiMacは「もういらないな」と思って「欲しい」と言った息子に送ってしまった。新しいMacにはメモリもディスクもてんこ盛りしたので。

ところが、ムービーの書き出しがえらく遅い。ハードウェアに疎い私は、こんなにも違うものかと唖然! グラフィックス周りを強化しなければいけなかったのかな? しかし後悔先に立たず。

自分のミスは自分で責任をとることにして、2年近く我慢して使っていたのだけれど、最近ムービー作ること多くなったので、とうとう耐えられなくなってしまった。

持続化給付金、ありがたく使わしていただいております。m(_ _)m 

しっかり仕事して税金納めないとね。

2022-08-03

"CPU die temperature"ってなんだ?

暑くてMacがヤバいので(若者言葉を使ってしまった...)、CPUの温度とか調べようと思って検索したら、"CPU die temperature"という表現に出会った。

「CPUが死んじゃうのかな〜」なんて思ったんだが、「さすがにCPUは死なないような〜」と思い直した(三単現の"s"もないので、動詞じゃないわな)。

と、しばらくして閃いた。「そうだ。dieには『台』だか、『金型』だかみたいな意味あったよな」。

なんか、遠い昔の学生時代に出会った単語(訳語)のような気がしてきた。

検索してみたら次のページがヒットした -- e-Wordsの「ダイ」の項目

メデタシ、メデタシ。CPUが載っかっているヤツ(あるいはCPUも含む全体?)の温度っていうことですね。

しかし、ハードウェアのこと知らないな〜 > 自分

iPhoneカンフー #016 Appのバックグラウンド更新をオンにできないとき(改訂版)

iPhoneカンフーの目次はこちら

今日の肝

  • (最近のバージョン)Appのバックグラウンド更新をオンにできないときは、「低電力モード」になっていないかチェック。
    [設定]アプリ→[バッテリー]→[低電力モード]をオフ
  • 以前のバージョン)Appのバックグラウンド更新をオンにできないときは、「機能制限」がかかっていないかチェック。
    [設定]アプリ→[一般]→[機能制限]

最近のバージョン(iOS 15.5で確認済み)

カーナビのアプリとか、ランニングの記録アプリとか、そのアプリが前面にないときや画面がスリープしている時でも、「バックグラウンド」で動作し続けることで機能を果たしてくれるものがあります。

こういったアプリを使う場合は、「設定」アプリで、[一般]→[Appのバックグラウンド更新]をオンにしておく必要があります。同じ画面で、アプリごとにオンにしたりオフにしたりも可能です。

いくつかのウェブサイトなどで、「この機能をオフにすると節電になる」などと書いてあるようですが、基本的にはこの機能はオフにしないほうが役に立つiPhoneとなるでしょう。

低電力モードに注意

と、この記事を読んで「どうやっても[Appのバックグラウンド更新]をオンにできない!」とお困りの方、「低電力モード」になっているとこれをオンにできませんので確認してみてください。

同じく「設定」アプリで、[バッテリ]を選択して、一番上に表示される「低電力モード」がオンになっていると、上に書いた手順ではどうやっても[Appのバックグラウンド更新]をオンにできません。

これをオフにすれば、大丈夫です。オフにしておいてから「設定」アプリで[一般]→[Appのバックグラウンド更新]とタップして必要な変更をします。


むかしのバージョン(iOS ??)

以前のiOSでは設定する箇所が違いました。昔の機種を使っている方がいらっしゃるかもしれないので、以前に書いたものも残しておきましょう。

機能制限に注意

「設定」アプリで、[機能制限]がオンになっていて、その下位項目で[Appのバックグラウンド更新]が[変更を許可しない]の設定になっていると、[Appのバックグラウンド更新]をオンにできません。

どうやってもオンにできない人は、次の手順で機能制限を外してください。

  1. 「設定」アプリを起動
  2. [一般]→[機能制限]とタップ(このとき機能制限が[オン]になっているはずです)
  3. パスコードを入力
  4. ズズ〜っとスクロールして、下のほうにある[Appのバックグラウンド更新]→[変更を許可]とタップ (もちろん、この画面で、一番上の [機能制限を解除]をタップして、全部の機能制限を外しても大丈夫)
  5. これで機能制限が解除されたので、[一般]をタップしてひとつ戻って、[Appのバックグラウンド更新]をタップして[Appのバックグラウンド更新]をオンにする

今日の肝

  • (最近のバージョン)Appのバックグラウンド更新をオンにできないときは、「低電力モード」になっていないかチェック。
    [設定]アプリ→[バッテリー]→[低電力モード]をオフ
  • (以前のバージョン)Appのバックグラウンド更新をオンにできないときは、「機能制限」がかかっていないかチェック。
    [設定]アプリ→[一般]→[機能制限]

2022-07-29

iMovie活用術 -- フォトビューアー+ムービービューアーとしてのiMovie

最近、鳥の写真やムービーをよく撮る。

デジタルだから、バンバン撮って、バンバン捨てる。 だからすごくいっぱい貯まる。

MacのFinderで見るのはなかなか大変だけど、IMovieを使うと楽なことを発見した。

写真もムービーも全部、タイムライン(下の欄)にドラッグ&ドロップしちゃうのだ。

あとは、マウスをムービーや写真の上に置くだけで、右上に大きく表示される。 長いムービーも、サア〜とマウスを動かすだけで全体像を確認できる。

順番に並んでいるので、不要なやつはFinderで削除すればいい。使えそうなやつは別にフォルダを作ってそこに移動しよう。

ムービーを作るなら、タイムラインで写真を取捨選択したり、ムービーの長さを調節したりすれば、すぐ完成だ。

う〜ん、これは便利だ。これからはこの方法でいこう。

2022-06-25

kernel_task問題の解決には macOS Montery(version 12.x)へのアップデートが効果的かも

今日は暑い! 6月末だというのに35度ぐらい行ったんじゃないだろうか。

PowerBook Pro(Intel版)がブンブン唸りを立てております。

「アクティビティモニタ」(アプリケーションの下のユーティリティの下にあり)で見てみるとkernel_taskというのが「%CPU」の欄で「800」とかいう信じられない数字になっています。遅くて文字入力がまともにできません。私は基本、エアコンは嫌いです。

Monterey インストールしたら直っちゃった

試しに、ちょっと前にインストールして試したばかりのMonterey(macOS 12.x)が入っているパーティションを選択して再起動してみました。

そしたら、なんと、kermel_taskの「%CPU」の数字が「20」とか「8.2」とかに落ち着いているではないですか。

Appleが(iPhoneでの経験を活かした)省エネ対策を頑張っているのか、kernel_taskを改良したのか、その両方かわかりませんが、やってみてよかった!

今まで、アップデートしなかった理由に次があったのですが、なんとか解決しました。

  • PHPが標準でインストールされなくなったので、自分でインストールしなければいけなくなった -- こちらの手順どおりやったら無事成功しました

(先日試した時には)アップデートにはほかにも何か問題があったような気がするのですが、今のところ表面化しておりません。

ちなみに、扇風機の風を当てるのも結構効果的でした(私のPowerBookは網状の棚の上に置いているので、下からあてられます)。Monteryへの移行ほどの効果はなかったようですが。


最後に「お前、今まで使っていたmacOSのバージョンは何だったんだい?」というご質問へのお答えです。

「10.15です。ちゃんと、セキュリティアップデートが来てたんで大丈夫かと思いましてね。というか、動かなくなると面倒くさいので、先延ばしにしてました。最近iPhoneの開発の本とか訳してないんで最新版にする必要ないんです...」


ところで、OSの名前、地名だけで示すのやめてくれませんかね? Appleさん。 99.99%の日本人には、カリフォルニアの地名なんてそんなに簡単に覚えられませんぜ。11.xはなんだったっけ? 

これでも私、○十年前に、1年間半ほど米国留学していたんですけど(東海岸のほうが近かったんで、カリフォルニアの地名なんぞ、超有名なとこしか知りません)。

「お前、翻訳やっているのに米国の地名もろくすっぽ知らねえのかよ」 -> 「すみません。一般の小説は、あまり読みません。特に英語では(大学時代、特に好きでもないのに、さんざん読まされて嫌いになった、のかもしれません...)」

2021-06-13

「以前のバージョンの macOS を入手する」というページがあった...

プログラミング講座で貸出用に使っている古いmacをいじっていたら、ちょっと不調になってしまった。 そこで、ゼロからやり直そうと思って、買ったときに付いてきたUSBからOSをインストールした。 なんと、10.08とかそのあたりのOS(懐かしい!)。

AppStoreからどんどんアップグレードできるだろうと思ったら、そうは行かなくてちょっと四苦八苦。

他の仕事しながら、とっておいて昔のインストーラとかを別のマシンからコピーしたりして、何日かかけたけどどうもうまく行かない。

ふと、検索してみたら、Appleのページに「以前のバージョンの macOS を入手する」というページがあった。

内容を読んで、その古いmacにもインストールできるバージョンをダウンロードしたら、無事インストールできた...。

ああ、無駄な時間を過ごしてしまった。

2021-04-24

AirTagは諸刃の剣?

AppleからAirTagという便利そうなツールが発売になりました。

もう亡くなってしまったのですが、叔父が認知症になってしまって、叔母の知らぬ間に徘徊するようになって、叔母はとても困っていました。 あるときなど、自宅のある小平市から、山梨県の塩山あたりまで電車に乗って行ってしまったことがあったそうです。 親切な人から電話をもらった叔母は、慌てて電車に乗って迎えに行ったそうです。帰りは深夜になってしまったとか。

こんなケースなら、叔父のベルトにAirTagをつけておけば、どこにいるかすぐわかって叔母も塩山まで行かなくても済んだことでしょう。

勝手に俺のiPhone使わないでほしいね

でもちょっと気持ちが悪いことも事実です。 結局、誰かの探し物(や探し人)のために、オレのiPhoneが勝手に使われちゃうわけですよね?

少なくとも、「みんなのために、私のiPhoneどうぞお使いください」という許諾が欲しい。

でも、私は、ONにはしませんな。少なくとも当面は。

勝手に、人のデバイスと連絡を取るのは気持ちが悪い。 これを許したら、何やられるか、わかりゃしない、なんて感じてしまいます。

でも、勝手にやられちゃうのかな〜。それはちょっとひどいのではないだろうか。 OS、アップデートしなきゃいいか(あるいは0円で買ってしまって、その小ささが気に入っているRakuten Miniに乗り換えるか)。

それに、通信することで少しはオレのiPhoneの電池残量も減りますよね? 勝手に人の資源を使ってほしくない。電気代払え!(セコい!)

まあ、わたしゃ、カミさんが認知症にでもならない限りAirTagは使いたくないですね。 多分、カミさんは認知症にはならないと思うから、一生買わないことにしようと(少なくとも今のところは)思います。

iPhoneをやめるまで行くかどうかは、今のところ不確定ですが...。

Rakuten MiniでだいぶAndroidにも慣れてしまったからな〜(そうか〜、これが楽天の作戦だったか〜)。 Assistive TouchがAndroidに入ったら乗り換えるかも...。


(2021年4月30日更新)

こちらの記事を見てたら、他の人にはつながらないようにできるみたいですね。ひとまず、安心(かな?)
https://news.mynavi.jp/article/20210425-ipadiphonehacks/

2020-11-06

実は私もパーフェクトスチールやったことあります

昨日、東京ヤクルトスワローズの村上くんが、パーフェクトスチールに成功しました(一度の出塁でニ盗、三盗、本盗に成功)。

私もやったことあった

うん十年前のことだけど、当時大学生だった私は帰省をしていて、地区の野球大会に出場。

ヒットかフォアボール(どっちか忘れた。エラーかも)で1塁に出塁。

一応、高校時代陸上部だった私は、二盗、三盗をらくらく決めた。

(一応存在していた)監督を見ると、スクイズのサイン。

ホームスチールを決める勢いで、ピッチャーが投球動作に入ったところで全速力でスタートしたら、ピッチャーが泡食って暴投しちゃって、私は生還。

あとで、特別賞として、確か、洗剤をもらいました。

懐かしい思い出に浸らせてくれた村上くん、ありがとう。

来年はトリプルスリー+三冠王で日本一になってください。

2020-08-20

夏でも東京から富士山は結構見える

今朝(8月20日)、東京(多摩地区ですが)から富士山が見えました! ご覧ください!

「えっ? 全然見えない?」

しかしよく見てください。富士山は写っているのです。ご参考までに8月13日の写真はこちら↓。 上の写真も下の写真もほぼ同じ位置に富士山が写っています。

上の写真のような薄い富士山、普通の人は気がつかないですよね。8月13日の写真でも気がつく人少ないカモ〜。


「ヒョッとして富士山見えるのかな〜」と思って望遠レンズを使ってよ〜く見たら見えたんです。 見えたときはちょっと嬉しくなりました。

「実はあるけど見えていないものは結構あるのかな」。何て思ったのでした。

冬になると吉祥寺駅あたりで中央線から雪をいただいている富士山がよく見えるのですが、実は夏にも富士山は結構見えているのかもしれません。

雪があるほうが富士山らしいのですがね。白いとやっぱり目立ちますしね。

ちなみに2月2日の富士山はこちら↓。圧倒的存在感!

2020-07-20

『インタフェースデザインのお約束』番外編#1 -- Google Chromeは推奨ブラウザではありません

某証券会社のサイトの動作が最近どうも変だなあと思っていた。そしたら、注文しようとしてボタンを押すと突然ログアウトさせられて、「これはあまりにひどい」と思って、「最近変なんですけど? きちんとデバッグされてます?」ってフォーム経由で聞いてみました。

そしたら、「Google Chromeは推奨ブラウザではありません。Firefoxをお使いください」と返事が来ました。

この証券会社とは、お別れが近そう。 NISAとかあるから、すぐに止めるのは難しいけど...。

Safari外すとか、Firefox外すとかならまだ理解できなくもないけど、Google Chrome外してどうすんの。 (ブラウザの互換性問題は、昔に比べれば、はるかに楽になっていると思うのだけれど...)。

おかしくなったのはここ1ヵ月ぐらいのことだから、おかしくしているのは最近の変更なのは明らか。資本関係が変わったので、スマフォで動けばいいやということになったのでしょうかね〜。私のようなパソコンユーザーはお呼びでない?

2020-03-18

濡れマスクの効用 — シックハウス(化学物質過敏症)対策にも、新型コロナウィルス対策にも?

この記事、2008年頃に書いたものなのですが、今回のCORVID-19(新型コロナウィルス)対策としても悪くないと思うので、再掲します。

濡れマスクを使えば、マスク6枚ぐらいで一冬越せます(もう少しあったほうがいいかも...)。
医学的には何の根拠もありませんので、自己責任でお願いします(私の身体は「悪くない」と言っているようですが)。


連休(2008年のこと)に自動車で法事に出かけたり、帰省したりしたら、喉を痛めて風邪を引いてしまいました。そのため、ここしばらく1日中「濡れマスク」のお世話になっています。

濡れマスクに目覚めたのは2000年頃のこと。実家の義姉から「濡れマスクが風邪にいいらしい」と聞いてから。最初は、濡れ濡れしたのがうっとうしかったのですが、そのうちすっかり慣れてしまって、今ではこれなしでは生きていけない状態です。

風邪に対する効果はどうやら世の中の認知するところとなったようですね。Amazonでぬれマスクを検索するとたくさん濡れマスク関連商品がマッチしますし、「ぬれマスク先生のページ」や『ぬれマスク先生の免疫革命』などをご覧いただけば、概要が分かります。

ここで私がご紹介したいのは、シックハウス(化学物質過敏症)対策としての濡れマスクです(数年前に家族みんながシックハウスが原因で化学物質過敏症になってしまい、一番重かった息子は2ヶ月もの入院生活を送ったのです)。

この目的におすすめなのが「2枚重ねの濡れマスク」です。昔からあるガーゼのマスク2枚を、水で濡らして重ねてかける。最初は1枚でもうっとうしいので「2枚なんてあり得ない」と思うかもしれませんが、これが効果があるのです。

ガーゼに付着した水分が、排気ガスやペンキの臭い、たばこの臭いなど、化学物質過敏症の原因となる物質が体内に入る前に濾し取るフィルターの役目をしてくれるらしいのです。

化学物質過敏症対策のマスクも販売されていて、検討したこともあるのですが、結局私は2枚重ねの濡れマスクの手軽さと安さに軍配が上がりました。

なお、2枚付けたまま出かけると、ちょっと奇異な目で見られることもあるので、人の目を気にする方は外側をできるだけ大きめの1枚にしておいた方がよいかもしれません。あと、しばらくすると臭くなってくるので、可能な場合は熱湯につけてときどき消毒する必要があります(煮沸すると、ゴムがビロビロになってしまうので、熱湯につけるだけの方がよいようです。テレビでお医者さんが「60度のお湯で1分ぐらいでだいたいの菌は死んじゃう」と言っていました)。長時間外出する場合は、換えの2枚と、保管用のビニール袋をお忘れなく。戻ってきたら、熱湯で洗って日に干しておきましょう。

2020-02-26

『翻訳訳語辞典』のバージョンアップ -- DictJuggler.netと山岡洋一さん

現在、翻訳者向けの辞書『翻訳訳語辞典』の強化を目指したクラウドファンディングを行っています。 READYFORのプロジェクトページからご支援をお願いいたします。

この機会に、以前私が、故山岡洋一さんが発行なさっていた『翻訳通信』に書いたDictJuggler.netおよび『翻訳訳語辞典』誕生の経緯を再掲いたします(『翻訳通信』のバックナンバーの多くは翻訳通信ネット版のサイトでお読みいただけます)。

なお、下記文章に登場する『類語玉手箱』は現在は、DictJuggler.netでは公開しておりません。代わりに『翻訳類語辞典』を公開しております。


DictJuggler.netの公開

 この『翻訳通信』の配信者である山岡さんに最初にお目にかかったのは、かれこれ二十年前のこと。私の留学に付き合って米国に滞在していた家内が帰国後勤 めた翻訳会社で、山岡さんは家内の上司だった。詳しいことは忘れてしまったが、当時まだ大学院で自然言語処理の研究をしていた私に興味をもってくださって、一度会社を訪問させていただき、機械翻訳(翻訳ソフト)について議論させていただいたことがあった。

 当時のことで、家内がよく話題にするのが、私の実家から送られてきた干し柿(私の田舎では「柿干し」と言うのだけれど)を家内が持っていったときのこと。山岡さんは「おいしい、おいしい」と言って、五つも六つもほおばっていらしたそうだ。当時の干し柿の作者は私の祖母と母親だったが、今は義姉がその役 目を受け継いでいる。

 家内はその後、二、三ヵ月でその翻訳会社を辞め、在宅翻訳者となってしまったので、山岡さんとはそれっきりになってしまった(その後もお目にかかってはいないので、実際にお顔を拝見したのは、あのとき一度きりだということに、この原稿を書いていて気がついた)。

 我々夫婦は、私の大学院満期退学を機に会社を設立。私は他社の機械翻訳ソフトの開発を請け負いつつ、家内と一緒にコンピュータ関連のマニュアルなどから始めて、書籍の翻訳にも手を伸ばし、翻訳とソフトウェア開発という二足のわらじを履いて、バブル崩壊後の不景気の日本を生き延びてきた。

 二十年近くの空白を経て山岡さんとの(仮想世界での)再会を取り持ってくれたのはこの『翻訳通信』だった。どこだったかは忘れたが、翻訳関係のサイトに山岡さんのお名前があり、『翻訳通信』や、名翻訳書の訳例を集めた『生きた訳語・活用・用例の辞典』が紹介されていた。『翻訳通信』のバックナンバーを拝見すると、非常に面白く、早速メールマガジンの配信を申し込んだ(過去のメールを検索して調べたところ、これは2004年4月25日のことだ)。我々が常 日頃感じていること、考えていることが代弁されているように感じ、折に触れて自分のサイトやメルマガなどで紹介させていただいたりした(ときには「ちょっと違うんじゃないでしょうか」と思うことも、もちろんありはしたが)。

 私が山岡さんに最初のメールを出したのは2005年1月10日。某社と共同で開設した翻訳のオンライン講座の広告を『翻訳通信』に掲載していただけないかと、お願いしたときのことだ。山岡さんのメルマガは、格好の広告媒体だと思ったのだ。私のことを覚えていてくださり、お送りしたオンライン講座のテキストは「なかなか面白かった」との評はいただいたものの、お眼鏡にかなわず広告は掲載していただけなかった。

 オンライン講座の開発が一段落してから、我々の会社でDictJuggler(ディクトジャグラー)(=Dictionary+Juggler)という ソフトを作ろうということになった。ソフトウェア開発会社にとって、自社独自のソフトウェアを作るのは、大きな夢。翻訳とソフト開発の二足のわらじを履く我々ならではのソフトを作ろうと、もう一人の翻訳者兼プログラマーと数ヵ月間開発に没頭し、発売した。ADSLなど常時接続の環境を前提として、翻訳作業に必要なインターネット上の辞書や検索サイトをバカバカ引いてしまうという発想のソフトウェアだ。PDFファイルやウェブページ、Wordファイルなどにある英単語を、特定のキー(あるいはマウスボタン)を押すだけで、たとえば、英辞郎と、Yahoo!の国語辞典と、Googleと、英英辞典と、そして山岡さんの『生きた訳語・活用・用例の辞典』とで一度に検索して、別々のウィンドウに表示する。検索はワンタッチ、翻訳者は必要な結果が表示されている辞書 (検索エンジン)のウィンドウを見れば、欲しい情報が即座に手にはいるというわけだ。

「山岡さんの辞典サイトをこのソフトに登録させていただいてよろしいでしょうか?」とメールを出したのが、2005年8月2日。これに関しては快諾をいただいて、我々のソフトに山岡さんの辞典を登録させていただくことができた。

 リリースする製品がひとつでは寂しい。そこで『翻訳通信』で津森優子氏が紹介していらした藤本直氏の類語辞典『類語玉手箱』を思い出した(http://homepage3.nifty.com/hon-yaku/tsushin/dic/tamate.html)。 紹介された時に藤本氏から購入して、すでに利用させていただいていたのだが、あらためて連絡をとり、マッキントッシュ版を弊社の製品としてダウンロード販売することをお許しいただいた。

 DictJugglerと類語玉手箱は、今でも私の翻訳作業には欠かせないツールとなっている。我ながら便利なソフトができたわいと思っているのだが、 残念ながらあまり売れていない。ひとつにはマッキントッシュ用しかないからだ。一般人はDictJugglerが必要なほど辞書や検索エンジンを使わな い。だから翻訳者に買ってもらうしかないのだが、翻訳者の大部分はWindowsを使っている。Windows版を開発すればある程度売れるかもしれないが、翻訳の片手間にやるには手に余る(そもそもWindowsは好きではないので、できるだけ使いたくないし…)。

 もうひとつの理由はソフト自体が売れなくなってきているからだろう。ブラウザはタダで使え、WordやExcelはパソコンを買えば付いてくる。昔のよ うに、パソコンを買ったらソフトも買うという習慣はなくなってしまったのだ。よほど特徴のあるソフトでない限り、それを販売して儲けるというのは不可能になりつつある。辞書はあちこちのサイトでタダで引けるし、翻訳ソフトもタダで使える。ワープロも表計算の機能もタダで使えるようになりつつあるのだ。

 こんなことを考えているうちに、ある日気がついた。考えてみれば、テレビもラジオもほとんどがタダで放送されているではないか。その昔この仕組みを考え出した人はたいしたものだ。テレビやラジオをタダで放送しながら、テレビ・ラジオ局は巨万の富を築いている。この考えにいたって、ようやくYahoo!やGoogleが無料でコンテンツを公開して、集客に励んでいる理由がはっきりと理解できたのだった。

 インターネットも同じことなのだ。ケーブルテレビやスカパー!があるように、有料サイトも残りはするだろうが、おおかたは無料のサイトに客足をとられていくことになるのだろう。インターネットもソフトも無料の時代になったのだ。

 そこで、まずはDictJugglerの機能縮小版ともいえるDictJuggler Miniを無料で公開した。一度に検索できるサイトはひとつだけだが、ワンタッチで色々な辞書や検索エンジンを使えるという基本機能は同じだ。好都合なことにMac OS XでもWindowsでも「ウィジェット」とか「ガジェット」とか呼ばれる仕組みが考案され、従来のアプリケーション作成に比べると、はるかに短時間で開 発ができる。このソフトの公開で、会社へのアクセスも徐々に増えたが、まだ儲けるというにはほど遠い。

 続いて、類語玉手箱の無料公開を考えた。藤本直氏は当初気乗り薄で、あくまでもCD-ROM版として販売にこだわっていらしたのだが、自分を納得させたのと同じ論法で藤本氏の説得に成功した。無料の類語辞典があちこちで公開されているのだから、いくら内容がよくても、お金を払ってまで使ってもらうのは難しいのだ。

 藤本氏と公開について議論しているところへ、今度は山岡さんから電話がかかってきた。これまで『生きた訳語・活用・用例の辞典』を公開していた大学のサイトが使えなくなって、現在閉鎖中だという。「それならば、類語玉手箱と一緒に公開しませんか。プログラムの方は私が作りますから」と提案した。こうなることが決まっていたかのごとく、山岡さんから絶妙のタイミングで連絡がはいったのだ。類語玉手箱用に作っていたプログラムMAWSELSを少しだけ変更して、決まってからは数日で公開の準備は整った。

 こうした経緯で、「文章に携わる人のための辞書・検索サイト」のDictJuggler.net (http://www.dict juggler.net/)が誕生した。現在公開されている辞書は、上で紹介した類語辞典の『類語玉手箱』 と、山岡さんの『生きた訳語・活用・用例の辞典』のデータをもとに形式を変更し、Amazonへのリンクをつけて書籍に関する情報も簡単に参照できるようにした『翻訳訳語辞典』のふたつ。それに、英和、英英、国語を初めとした語学関連辞書や、百科事典、検索エンジンなどを簡単に利用できる、私が作成した DictJuggler Miniのウェブページ版。すべてが無料で利用できる。画面に表示される広告を興味に合わせてクリックしていただくだけで、サーバ代や開発費がまかなわれる(ことになっている!)。

 公開される二種類のデータは、いずれも第一線の翻訳家の方が長年にわたって収集された貴重なデータだ。『類語玉手箱』はピッタリはまる訳語が出てこなくて、イライラしたときに頼りになるはずだ。従来の類語辞典よりもはるかに幅広い範囲の関連語が載っていて、しかもクリックだけで関連語の関連語、関連語の関連語の関連語、……とたどっていける。提示された単語の意味に疑問があるなら、国語辞典へのリンクをクリックして意味や用法をすぐに確かめられる。

 一方、『翻訳訳語辞典』は東西の翻訳者が知恵を絞ってひねり出した訳語の宝庫だ。思いつくままに単語を入力して、その訳語や用例を眺めるだけでも大変面白い。訳語に対してもリンクが張られているので、たとえばlectureを検索して、表示された「講義」という訳語をクリックすることにより、「講義」に対応する英単語としてclass, course, litany, seminarなどが使われていることも簡単にわかる。現役の翻訳者はもちろん、学習者にも大変有用なはずだ。

☆ ☆ ☆

 当初予定していた『類語玉手箱』に降ってわいたように『翻訳訳語辞典』も加わり、DictJuggler.netは思いのほか素晴らしいスタートを切ることができた。まだまだ機能面の課題も多いが、翻訳の合間に時間を見つけて着実に改善していこうと思っている。

 そして、より重要なのが内容の充実だ。まだまだたくさんの「辞書」が翻訳関係者のパソコンに秘蔵されているのではないだろうか。そういったデータを公開していく場として、このサイトを利用していただけたらと思っている。

 そしてそして、あと何年か後に、DictJuggler.netに集められた翻訳者の英知を生かして、翻訳者が一度使ったら離れられないような、便利な翻訳ソフトを作るのが私の大きな目標なのです。

(2007年4月号)


この原稿を読み直していて、「某社」と共同でオンライン翻訳講座を開かなければ、『翻訳訳語辞典』をDictJuggler.netで公開することもなかったことに気がついた。 それに、私が現在講座を開いている「体幹ストレッチ」の師匠は「某社」の社員だった方のご主人だ。

「某社」とのお仕事は(それほど会社の収益には貢献しなかったのだが)弊社および私の人生に大きな影響を与えてくれていたのだった。

「縁は異なもの味なもの」というわけですね〜。

2020-02-25

アップルの日本語がおかしい #008 & iPhoneカンフー #024 「iPhoneから送信」は消去すべし

iPhoneを買ったばかりの方からメールが送られてくると最後に、「iPhoneから送信」という「署名」が付いてくることが多い。

「自分の携帯がiPhoneで、iPhoneを使ってメールしましたよ」なんて、宣伝したい人いるのかな〜? ちょっと信じられない発想だと思うのだけれど。

こんなのを「デフォルト」にするのは、「Make America Great Again」なんぞという自己(自国)中心的なスローガンを掲げている方を大統領に選んじゃうような、国の方々だけではないでしょうか。

とても日本人の発想とは思えません。少なくとも、iOSの日本語版では止めてほしいなあ。

翻訳者の端くれとしては、「Sent from iPhone」の翻訳は「」、つまり<訳なし>がよいと思うわけです。

こんな署名は変えましょう

[設定]アプリで、[メール]→[署名]とタップすれば、署名は変更できます。まだ、変えてない方、すぐに変えましょう。削除するだけでもいいと思います。 余計な署名は消して、読む人に余計な感情(=雑音)を抱かせないメールにしましょう。

今日の肝

  • iPhoneを買ったらまずメールの署名を消すべし(もちろん、きちんと設定するのもOK)。
    [設定]アプリで、[メール]→[署名]