2012年10月26日金曜日

iPhoneカンフー #008 手書き入力

iPhone/iPadで「手書き入力」ができます。ただし、今のところ漢字だけ(のようです)。

「漢字だけ」というフレーズを見てピ〜ンイ〜ンときた方は鋭い。そうです。中国語の入力を使います。

キーボードを色々いじくっていて、中国語のキーボードに目が止まりました。その昔、英語→中国語翻訳ソフトを作っていたことがあるので、ほんの少しですが中国語もわかります。「ピンイン」という発音を表現するアルファベットを使って入力するのが主流だというのもその当時知りました。

[設定]→[一般]→[キーボード]→[キーボード]→[新しいキーボードを追加]と選んで、グッグッグッとスクロールすると、下の方に中国語の入力方式がいくつも並んでいます。大きく分けて[中国語-簡体字]と[中国語-繁体字]がありますが、簡体字は中国本土で使われている文字で、繁体字は主に台湾などで使われています。

さてこの画面で、[中国語-繁体字 手書き]をタップしてキーボードとして加えます。

では、手書き入力してみましょう。

たとえば「メモ」を開いて右上の[+]をクリック。新しいページを開きます。キーボードが出てくるので、左下の地球のマークを長押しします。すると先ほど追加した中国語繁体字のキーボード[繁體手寫]が選べます。「繁體手寫」の「手寫」は何て読んでいいのかわかりませんが、「手書き」を示すことは間違いのないところでしょう。

たとえば偏(へん)に「骨」、旁(つくり)に「豊」を書くと「體」の字が簡単に入力できます。「寫」は何て読んでいいのかわかりませんが、手書き入力で何とか入力できました。

ご存じのとおり、中国本土では漢字の簡略化が進んで、ずいぶんと漢字の画数が少なくなりました。「簡体字」が使われるようになったわけです(ウィキペディアの「簡体字」の項はこちら)。

日本も漢字の簡略化は少し行われたみたいですが、中国本土ほどではありません。ほとんど簡略化をしなかったのが台湾で、「繁体字」で書かれたウェブページなどを見ると「昔、日本でもときどき見たな〜」というような画数の多い漢字が結構出てきます。でも大部分は日本で使われている漢字と共通です。ですから、たとえば、読み方がわからない漢字を入力したくなったら、[繁體手寫]のキーボードを選んで手書き入力を試してみるとよいかもしれません。

ちなみに、ひらがなやカタカナは、試してみましたが認識してくれないようです。アルファベットは大丈夫ですね(もっとも、キーボードで入力したほうが速そうですが)。

漢字入力は結構精度がいいみたいなので、日本語も手書き入力させて欲しいと思うのですが、まだ精度が不十分という判断なのでしょうか。フリップ入力(携帯式キーボードでフリップして文字を入力する方式)が広まっているから日本ではいらないと思われているのでしょうか。iOS 8ぐらいでは入るかもしれませんね(わたしゃ、Siriに話しかけるのは、恥ずかしくてできません)。

手書き入力には、ローマ字入力やフリップ入力にはない、「ダイレクト感」といいますか、何とも言えぬ心地よさがあります。しかも、パソコンでマウスを使ってやるのとは違って、指で直接書いているわけで、とっても気持ちよく感じるのです。ガラスの上を指がスス〜っと滑ります。皆さんもお試しあれ。

ところで、中国で簡体字に変えた当時は、コンピューターの黎明期(ぐらいでしょうね)なので、文字をパソコンで扱うようになるとはあまり考えていなかったんでしょうが、時代は変わってしまいました。ピンイン(ローマ字)で入力するぶんには、画数が多くても少なくても手間に変わりはないわけで、わざわざ簡体字にする必要はなかったのかもしれませんね。

あっ、でも手書き入力できるなら、簡体字のほうが素早く入力できますね〜。やっぱり、コンピュータ—処理という観点から見ても簡体字にした意味はあったのかな。

2012年10月18日木曜日

iPhoneカンフー #007 キーの長押しを活用する

おもにローマ字入力を利用している人向けのワザですが、「日本語かな」を使っている人にも一部役立ちます。

iPhoneでは文字入力の際には自動的に下からキーボードが出てきます。このキーボードの種類(「ローマ字入力」や「かな入力」「絵文字」など)を選ぶことができるのは、多くの方がご存じでしょう(下記「補足メモ」参照)。

複数のキーボードを使っていると画面左下に地球のマークが表示されて、そこをタップすることで別のキーボードに切り替えることができます。私の場合、「英語」「日本語ローマ字」「日本語かな」「絵文字」と4つもキーボードをこの順番で使っているので、たとえば、「日本語ローマ字」から「英語」に切り替えるには、3度も地球マークをタップしなければなりません。

長押しで選択肢を表示

こういったときに便利なのが、キーの「長押し(ながおし)」です。地球マークをタップしたまま指を離さずにいると、利用しているすべてのキーボードが表示されて、その中から希望するものを直接選ぶことができます。地球マークを少し長めに押さえてそのまま指を離さずに上にずらせばよいのです。

この「キーの長押し」は、色々な場面で選択肢を提示してくれます。いくつか紹介しましょう。

  • 英語キーボードで、uやiやoなどを長押しすると、ウムラウトやアクサンなどが付いた文字(îとかüとかéとか)を表示
  • Safari(サファリ、ウェブブラウザ)のURL入力時、.comが表示されている場合、.comを長押しすると、.net、.jp、.co.jpなどを表示(指をずらして選択できます)
  • Safariで◀を長押しすると、履歴の一覧が表示されて、かなり前に見たページでも簡単に戻ることができます。ちなみに▶を長押しすれば、現在のページの後に表示したページの一覧を表示できて、一番最後に新たに表示したページに簡単に戻れます。(8/6追加)
  • メールのアドレス時、英語キーボードになってしている場合、"."(ピリオド)を長押しすると、.com、.net、.jp、.co.jpなどを表示(指をずらして選択できます)
  • 日本語ローマ字キーボードで、半角と全角のローマ字を表示
  • 日本語ローマ字キーボードで、いろいろな記号や「約物」を表示。たとえば、"「"を長押しすると、"["、"【"、"《"などが表示され、ワンタッチで選べます(ちなみに、"^_^"マーク押して、表示される[↑]をタップすると、100を超える顔文字が候補として表示されます)。

補足メモ ── キーボードの追加、削除、入れ替え

[設定]→[一般]→[キーボード]→[キーボード]と選んで、[新しいキーボードを追加]したり、[編集]をタップして順番を入れ替えたり、削除したりできます。

[編集]をタップしたあとで、キーボードの順番を入れ替えるには、右側に表示される3本線をドラッグします。この画面で[削除]ボタンを押せば削除もできます。

なお、削除をするにはもう少し簡単な方法もあります。[編集]ボタンをタップせずに、削除したいキーボード項目を左右方向にサッとなでる(スワイプ)します。すると、[削除]ボタンが現れるので、それをタップすればよいのです。

この「スワイプ&削除」は、メールメッセージなどについても使えます。削除したい項目があるときはいつでも試してみてください。

今日の肝

  • キーを長押し ── 関連する候補が表示されることがある。半角と全角、アクサンなどの修飾文字、.co.jpなど。
  • 新しいキーボードの追加 ── [設定]→[一般]→[キーボード]→[キーボード]→[新しいキーボードを追加]
  • 項目の並び替え ── 三本線をドラッグ
  • 項目の削除 ── 左右にスワイプしてみる

2012年10月17日水曜日

iPhoneカンフー #006 Dockにフォルダを置く

今日の肝

  • フォルダをDockに置く ── フォルダを作っておいてからDockにドラッグ

iPhoneカンフーの目次はこちら

ホーム画面の最下部にアイコンが並んでいる領域のことをDock(ドック)と呼びます。ここには最高4個のアイコンを置くことができます。なお、最高4個ですが、最低では0個、つまりまったくアイコンを置かないようにもできます。あまりそうする意味はないでしょうが。

Dockによく使う項目(アプリやウェブページのアイコン)を入れたフォルダを置いておくと便利です。ホーム画面に何ページ目を表示しているときでも、Dockの項目はいつも表示されているので、簡単にタップできるのです。

フォルダを開くためにタップして、それからアイコンをタップする必要があるので、合計2回のタップがいりますが、たとえば4画面目を表示しているときに1画面目にあるアプリを起動しようとすると、3回画面を切り替えて最初の画面に戻ってからアイコンをタップしなければなりません。これは結構面倒です。

上のほうに置いたアイコンは、ほかのアイコンの移動に影響されて、位置が変わってしまったりすることがありますが、Dockに置いたアイコンの位置は(ほとんど)変わりませんから、どんなときでも同じところにあるという安心感もあります。

あわてて何かをしなければならないときには、「いつもDockのフォルダに入っている」というのはとても安心な感じがします。

Dockにフォルダを置くには

ところで、Dockのアプリのアイコンに別のアプリのアイコンを重ねてもフォルダを作ることはできません。どうすればDockにフォルダを作れるかというと、まず上のほうの領域でフォルダを作っておいてから、Dockに移動すればよいのです。アイコンを長押しして震えだしたら、それを別のアイコンに重ねるとフォルダができます。できたフォルダをDockにドラッグすればよいのです。

なお、Dockにフォルダを移動するときは、あらかじめDockのアイコンを3個以下にしておく必要があります。そうしないとフォルダのアイコンを移動できません。

もちろん、Dockに置いたフォルダに新しく項目を追加することもできます。長押しして震えているアイコンを単にフォルダにドラッグするだけです。

iPadでも同じようにDockにフォルダを作ることができます。ただ、iPadの場合、Dockにおけるアイコンの数が多いので(最高6個)、フォルダを作る必要はないという人もいるかもしれませんね。

今日の肝

  • フォルダをDockに置く ── フォルダを作っておいてからDockにドラッグ

2012年10月16日火曜日

iPhoneカンフー #005 iBookでリンク元のページに戻る

知っている人は知っているけど、気がついていない人もいるのではないかと思うiBookのワザです。恥ずかしながら、私も今日まで気がつきませんでした。

今、書籍版+電子媒体が10月24日に同時発売予定の『カンフーマック』をiBookで読みながら確認作業をしています。いままでほとんどの電子書籍についてはパソコンでPDF版を読んでいたので、iBookについてはあまり細かいことを気にしていなかったのですが、「えらく不便だな〜」と思っていたことがありました。

それは本文中のリンクをクリックしたあと、元のページに簡単に戻れないということでした。たとえば、21ページを読んでいたら「関連するワザは第10章で紹介します」と書かれています。リンクとなっている「第10章」をクリックすると当然、10章に飛んでくれます。

ところが飛んだ先から、21ページにどうやって戻ればよいかがわかりません。しかたがないので、左上をタップして目次を表示して戻ったり、下のほうに表示されているゲージ(「ページ・ナビゲーション・コントロール」)をドラッグして戻ったりしていました。

今日の私は自分の本を読んでいたせいもあってモードが違っていたらしく、「さすがに戻れないはずはない。絶対ナントカできるはずだ」と思って、4本指とか5本指で画面をこすってみたり、画面の上のほうや下のほうをタップしてみたりしました。しかし、方法が見つかりません。

しかたがないな〜と、ゲージを左のほうにドラッグして戻ろうと、左下に目をやると、薄く「21ページに戻る」と書かれているではありませんか。

「何だ、こんなところに書かれていたんだ。もうちょっと目立つように表示して欲しいな〜」

なんでこんなに薄く表示しているのでしょうか? むしろ赤字で書いて欲しいぐらいですが。

さらにこの表示は、本文をタップしたりすると消えてしまいますので、ますます目につきにくいのですね。消えてしまった場合は、もう一度タップすると表示されます。

このワザはiPad版のiBookでも使えます。

今日の肝

  • iBookでリンク元に戻る ── ページ左下の[戻る]リンクをタップ

2012年10月12日金曜日

iPhoneカンフー #004 ユーザーガイドを見る

iPhoneには使い方を細かく書いたマニュアル(使用手引)が付いてきません。もっとも、マニュアルがなくても使えるのがアップル製品のよいところなので、いらないと言えばいらないわけですが。

そうはいっても、特に初心者の方は、「この機能について詳しく知りたい。マニュアルが読みたい!」と思うときもあるかもしれません。実は、iPhoneから簡単に読むことができます。Safariを起動して画面右下のブックマークのアイコンをタップ、いちばん下までスクロールして[iPhoneユーザガイド]をタップすればよいのです( 直前にほかのブックマーク項目をタップしていた場合は、まず左上のボタンを何度かタップして一番上位のカテゴリに戻る必要があります)。

[iPhone ユーザーガイド]のページが表示されたら、あとは読みたい項目をタップしていけば大丈夫。

ちなみに、パソコンでマニュアルを読みたいのなら、次のアドレスでアップル全製品のマニュアルが読めます。もちろん、iPhoneとiPadのマニュアルもあります。

2012年10月10日水曜日

あれ、iPhoneの「マップ」がまともになってる?

iOS 6になってから「使えない」と非難囂々(ごうごう)のiPhoneの「マップ」ですが、1週間ぶりぐらいに使ってみたら、前には検索できなかった場所が、きちんと表示できるようになっていました。

こんなに簡単に直るのならば、なぜもっとまともにしてからリリースしなかったのでしょうか? それとも、誰かに検索された場所だけ慌ててデータを修正しているんだったりして...。もしそうなら、「せっせと自分が行きそうな所、検索しておいたほうがいいな」(さすがにこれはありえないですかね〜)。

2012年10月7日日曜日

iPhoneカンフー #003 アプリ一覧でアプリの管理

初めての方は#001をお読みください

ホームボタンを2回連続して押すと、「動作中アプリの一覧」(アップルの用語では「マルチタスクバー」)が表示されます(今気がついたのですが、ホームボタンは「タップ」はしないですね。物理的に押さないといけないので。アップルのドキュメントを見たら「クリック」となってましたが、少なくとも日本語では「クリック」ではないような気が。当面「押す」とか「プッシュ」とか書くことにします。2回連続で押すのは「ダブルプッシュ」です。ちょっと変かな〜)。

Aというアプリを使っているときにホームボタンをダブルプッシュすると、これまでにアイコンをタップして動かしたアプリが最下列に並びます(ただし、アプリAのアイコンは並びません)。ホーム画面が表示されているときなら全アプリのアイコンが並びます。「全アプリ」とはいっても1画面には4個(iPadなら6個か7個)しか並びませんから、それ以上ある場合は右から左方向に指をフリックして(表面をなぞるようにずらして)画面を切り替えることになります。

別法

この「動作中アプリの一覧」を開くには、ホームボタンのダブルプッシュ以外にも方法があります。いずれも条件がありますが……。

  • iPadならば4本(以上)の指で上方向にこすりあげます(フリックします。[設定]→[一般]で[マルチタスク用ジェスチャ]を[オン]にしておく必要があります)。
  • AssistiveTouch(#001参照)をオンにしているのならば、次の2つの方法があります。
    • 白い○をクリックしてAssistiveTouchの小さなウィンドウ(サブウィンドウ)を開き、[ホーム]をダブルタップします
    • 白い○をクリックしてAssistiveTouchのサブウィンドウを開き、[デバイス]→[その他]→[マルチタスク]とタップします

アプリ一覧画面の主な機能

「動作中アプリの一覧」は、次の3つの目的に使えます。

  • アプリの切り替え
  • アプリの終了
  • コントローラの表示

それぞれの機能について詳しく見ていきましょう。

アプリの切り替え

一番簡単なのはアプリの切り替えです。前に使ったアプリならば、最下列のどこかにアイコンがあるはずなので、それをタップすることで使うことができます(もちろん「終了」してなければですが)。

たとえば、ホーム画面(1画面目)にあるカメラアプリで写真を撮ったところで、Amazonでの買い物を思い出したので、左方向に3度フリップして、4画面目にあるAmazonアプリをタップして起動しました。買い物が終わったので、またカメラアプリに戻ろうと思ったら、ホームをダブルタップしてアプリ一覧から[カメラ]をタップすればよいわけです。

もちろん、4画面目から3度右方向にフリップしてまたカメラアプリをタップしてもよいのですが、アプリ一覧画面を使ったほうが簡単でしょう。 アプリ一覧だと、起動しているアプリだけしか表示されないので選択肢が限られます。たまにしか使わないアプリだと、どの画面にあったかも定かではなくなりますしね。

実は、iPad限定のワザですが、アプリ切り替えにはとても簡単な方法があります。任意のアプリの画面で4本(以上の)指で左あるいは右方向にフリックすればよいのです。パッ、パッ、パッと画面が切り替わって心地よいですよ。お試しあれ。

4本指のフリップではホーム画面には戻れませんが、5本の指を使うとホーム画面に簡単に戻ることができます。5本の指をジャンケンの「パー」の状態にしておいてから、「グー」の状態に(内側に閉じるように)スワイプすればよいのです。ア〜ラ不思議。アプリの画面が真ん中に縮んで吸い込まれてしまいました。代わりに登場するのがホーム画面というわけです(ちなみに、ゆ〜っくり内側に閉じると、ス ロ ー モ ー ショ ンになります)。

なお、アプリアイコンが表示されている時は4本指でフリップしても、別のアプリ一覧画面に移動するだけですね。

アプリの終了

この「動作中アプリの一覧」の2つ目の機能はアプリの終了です。どれでもいいので、アプリ一覧のアイコンをひとつ「長押し」します。するとアイコンがブルブル震えはじめて、アイコンの向かって左肩にマイナス(-)のマークが現れます。このマイナスをタップするとそのアプリを「終了」させることができます。

iOS 7では、少し操作が変わって、アプリのウィンドウを上方向にフリップすることでアプリを終了するように変わりました。iOS 6までだと上の方法では今使っていたアプリのアイコンは表示されないので、終了できないのですが、iOS 7だと使用していたアプリのウィンドウをフリップすれば終了できるので、iOS 7のほうが便利です。
ただ、この操作も一般の人がすぐに気がつく操作ではないかもしれませんね。

この機能は、一般の方々(プログラマーでもデジモノオタクでもないない方々)にはちょっと意味がわかりにくいかと思うのですが、けっこう重要です。その理由を説明いたしましょう(余談になりますが、このあたりについてはAndroid携帯のほうがちょっとスマートかなと思います。一般人がアプリの終了をする必要がない仕組みになっているのです)。

アプリを終了させると何がよいかというと、そのアプリが使っていたメモリやディスクなどがいらなくなります(こういったものを「リソース(resourse)」と呼ぶことがあります。resourseは日本語にすると「資源」という意味ですが、石油とか天然ガスとは違って、日本語では「資源」という感じとはちょっと違うので、「リソース」とそのままカタカナ英語で呼ばれます)。アプリAを終了することで、アプリAが占有していたリソースをほかのアプリが利用できるようになるわけです。

たくさんアプリを動かしているとiPhoneに用意されているリソースが足りなくなってしまって、悪くするとiPhoneが動かなくなってしまったり(「フリーズ」)、ネット接続が遅くなったりといったことが起こります。

「アプリ起動するとすぐ死んじゃう」とか「どうもiPhoneの調子が変だ」と感じたときは、「起動中アプリの一覧」を表示して、当面使う予定のないアプリを終了してみると直る場合があります。

それでも調子が悪い場合はiPhoneを再起動したり、当座不要なアプリやミュージックなどを削除して、ディスクの空き容量を増やしたりしてみるのがよいでしょう(詳しくは#0??(未作成)を参照してください)。

コントローラの表示

「動作中アプリの一覧」の3つ目の機能はミュージックなどの「コントローラ」の表示です。

ホームボタンをダブルプッシュして、今動いているアプリ一覧の画面で右方向にフリックする(画面左から右に指をずらす)と、[ミュージック]のコントローラと画面ロック(のオンオフ)ボタンが表示されます。iPadだとこのサブウィンドウで、ボリュームや明るさの調節もできます。iPhoneの場合は画面サイズが小さいので、もう一度右方向にフリックして、さらに左の画面を表示することで、ボリュームの調節ができます。

「動作中アプリの一覧」の活用は、iPhoneを素早く、そして安心して利用するために欠かせません。

今日の肝

  • 「動作中アプリの一覧」の表示 ── ホームボタンのダブルプッシュ
  • 「動作中アプリの一覧」の機能 ── アプリの切り替え、アプリの終了、コントローラの表示
  • iPad専用のジェスチャー
    • アプリの切り替え ── アプリ画面で4本指で左(右)にフリップ
    • アプリ画面からホーム画面へ切り替え ── アプリ画面で5本指で握るようにスワイプ(パーからグーへ)
     

iPhoneカンフー #002 「ホームボタン」を大切に ── Assistive Touchの利用

iPhoneカンフーの目次はこちら

今日の肝

  • [設定]→[一般]→[アクセシビリティ]→[AssistiveTouch]でAssistiveTouchをオンに
  • アプリ一覧の表示 ── AssistiveTouchの[ホーム]ボタンのダブルタップ
  • 音量の上げ下げ ── AssistiveTouchで[デバイス]
  • 電源オフ ── AssistiveTouchの[画面をロック]を長押し
  • オン・オフ切り替え —— AssistiveTouchの[ホーム]ボタンのトリプルタップ(#015 Assistive Touchのオン・オフ切り替え参照)

iPhoneで何か操作をするたびにホームボタン(画面下部にある□の書かれたボタン)を押すことになります。このホームボタン、液晶画面上に表示されるボタンがどれも「仮想的な」ものであるのに対して、物理的に沈み込む構造になっています。ということは、何度も何度も押しているうちに壊れてしまう可能性があります。

もちろん仮想的なボタンを表示している液晶画面もいつかは壊れるわけですが、耐久性はだいぶ違うでしょう。現に私が寝床で(iPod的に)愛用していたiPhone 3GSのホームボタンは最近効きが悪くなってしまって、ボタンを押してもなかなかホーム画面に戻らなくなってしまいました。

この事態を避けるために役に立つのがAssistiveTouch(アシスティブタッチ、補助タッチ)です。

  1. [設定]→[一般]→[アクセシビリティ]→[AssistiveTouch]とタップしてAssistiveTouchの画面を表示します。
  2. [AssistiveTouch]の右の[オフ]をタップして[オン]を表示します。

これで画面に(変な)白い○が表示されるようになったはずです。これをクリックすると[デバイス][よくある項目][ホーム]などのボタンが表示されます。この[ホーム]をタップすればホーム画面に戻れるというわけです。

ちなみに、[ホーム]をダブルタップ(2回連続して押す)すれば、現在動いているアプリの一覧が画面下に表示されて、別のアプリに切り替えたりアプリを終了したりもできます(これについて詳しくは#003を参照してください)。

この機能、メインの目的は手などに障がいのある人のサポートだと思いますが、ハード的なボタンを酷使することによる故障も防いでくれます。

ちなみにちなみに[ホーム]のボタンと同じ画面に表示される[デバイス]のボタンを押すと、[音量を上げる]あるいは[音量を下げる]こともできます。また、[画面をロック]もできるので、右上のスリープボタン(と言うのでしょうか)を押すことも回避できます。

ちなみにちなみにちなみに、この[画面をロック]を長押ししていると、[電源オフ]が最上部に表示されて、iPhoneの電源を切ることもできます。

なお、この白い○は好きな場所に動かすことができるのはもちろん、画面が変わって押されそうなボタンを覆ってしまうような場合は自分でよけてくれることもあります(変なところに移動しちゃう場合もありますが)。

AssistiveTouchの操作に慣れてしまうと、iPhoneに付いている物理的なボタン(実際にへっこむボタン)の操作の9割以上を回避できます。故障を未然に防いでくれるので、お財布にもやさしい方法と言えそうです。

今のところ、画面スリープ状態のiPhoneを「起こす」ためには、ホームボタンか、右上のスリープボタンを押さないとなりません。これも、AssistiveTouchで代用できる方法は、ないでしょうね〜?


この項を、読み直してて思いつきました。AssistiveTouchではないですが、ボタンを押さなくても「起こす」方法がいくつかあります。まず、ほかの人に電話をかけてもらうか、メッセージを送ってもらえば大丈夫ですね。毎回毎回かけてもらうわけにはいかないでしょうが。おお、そうだ。もう一台携帯を持っていて、自分でメールすればいい。あるいはテザリングしたマックからiPhone宛にメールしても大丈夫(だんだん、わけのわからない世界になってきましたが、本当にホームボタンやスリープボタンが効かなくなったときには有効かも)。[通知]→[メール]で[ロック中の画面に表示]を[オン]にしておかないといけませんが。

まだ、方法がありました。コンセントやUSBにつないで充電を開始したり、充電を停止したりしても画面表示がオンになります。


設定を元に戻すには、[設定]→[一般]→[AssistiveTouch]とタップして、AssitiveTouchをオフにします。これで画面上にあった白い○が消えて元どおり。

iPadでもこのワザは使えます。

追記(2017年5月25日)

iOS 10からだと思いますが、Assistive Touchに表示する項目を選べるようになりました。これまた便利!

  • [設定]→[一般]→[アクセシビリティ]→[AssistiveTouch]→[最上位メニューをカスタマイズ...]を選びます。
  • 表示される + のボタンをクリックして、最上位におきたい項目を選びます。

[画面をロック]を選んでおくと超便利で、今まで最低2度タップしなければ行けなかったのが、一度のタップで済むようになります。 長押しすると電源を切ることもできます。

[マルチタスク]を選んでおけば、ダブルタップしなくてもアプリの切り替えや削除ができます。

追記(2014年1月5日)

iOS 7(以上)をお使いの方は#015 Assistive Touchのオン・オフ切り替えもご覧ください。

今日の肝

  • [設定]→[一般]→[アクセシビリティ]→[AssistiveTouch]でAssistiveTouchをオンに
  • アプリ一覧の表示 ── AssistiveTouchの[ホーム]ボタンのダブルタップ
  • 音量の上げ下げ ── AssistiveTouchで[デバイス]
  • 電源オフ ── AssistiveTouchの[画面をロック]を長押し
  • オン・オフ切り替え —— AssistiveTouchの[ホーム]ボタンのトリプルタップ(#015 Assistive Touchのオン・オフ切り替え参照)

2012年10月6日土曜日

iPhoneカンフー #001 ウザイStoreボタンの回避

まもなく拙訳書『カンフーマック』が発売されます(この本の原題はMac Kung Fu)。

マニアックな著者キア・トーマス氏の世界にどっぷりと浸かっているうちに、氏の性格が私にも伝染してしまったらしく、MacやiPhone、iPadを使うときに、色々と細かいところをいじりたくなってしまいました。

そういう目で見てみると、結構色々なワザが見つかります。見つかってしまうと、書きたくなってしまいます(これもキア・トーマス氏から伝染したのかもしれません)。

そこで、『カンフーマック』に対抗して「iPhoneカンフー」と題して、いくつかiPhone、iPad、iPod touchに関するワザをお届けすることにしました。いくつまで続くか定かではありませんが、#100を超えたら出版してもらうようお願いしましょうかね(^_^)。

記念すべき#001は「ウザイStoreボタンの回避」です。本になるんだとすると「ウザイ」は避けたいところですが(私の品位が疑われる?)ブログならば、まあいいでしょう。

今日の肝

  • [Store]ボタンを非表示] ── [設定]→[一般]→[機能制限]で[iTunes]をオフに

私の場合、iPhoneやiPadから楽曲や書籍などを購入することはまずありません。アプリは時々買ったことがありますが、ほかのものは一度もないのではないかと思います。購入するときはマックのiTunes(アイチューンズ)を使います。

ところが「ミュージック」やiBooks(アイブックス)といったアプリでは、[Store]といったボタンが画面左上などにいつも表示されていて、ちょっとした拍子にこれを押してしまうことがあります。一番多いのは、音楽を流していて、気分を変えて別のプレイリストを選びたくなったときです。今流れている曲の画面から、左上の[⇦]ボタンをタップして、さらに[アーティスト]→[プレイリスト]といったように上に戻るとき、惰性でもう一段上がろうと、[Store]を押してしまうことが時々あります。

「しまった」と思ったときはもう遅く、iTunesアプリがゆっくりと時間をかけて起動され、見たくもない「おすすめ」画面が表示されるのを待ち、イライラしながらホームボタンを2度押して「ミュージック」アプリに戻らなければなりません。

先日これを回避する簡単な方法を見つけました。それには、「設定」アプリで[一般]をタップすると表示される「機能制限」を利用します。機能制限の項目に、[iTunes]があるので、これをオフにしておけば、「ミュージック」などでは機能制限に引っかかって起動しなくなるというわけです。これで「惰性タップ」で余計な時間をとられることがなくなります。

具体的な方法を書いておきましょう。

  1. [設定]→[一般]→[機能制限]→[機能制限を設定]とタップします。
  2. 4桁の機能制限用のパスコード(暗証番号)を入力します(確認のために同じ番号を2度入力します)。
  3. [iTunes]の右の[オン]の部分をタップして[オフ]を表示します。ついでに[iBookstore]もオフにしておいてもよいでしょう。また、「ゲームセンター」は使わないという人は下のほうにある「マルチプレイヤー」や「友達を追加」もオフにしましょう。もちろん、ほかの項目もオフにすることも検討してもよいでしょう。

これでミュージックに戻ると、[Store]のボタンは画面から消えてしまっているか、あるいは押しても反応しないようになっているはずです(iOS 6ではボタンそのものが消えるようになりました)。

元の設定に戻すには[設定]→[一般]→[機能制限]ととタップしてパスコードを入力、[機能制限を解除]をタップして再度パスコードを入力します。一部の機能制限だけを解除したい場合は、解除したいものだけを[オン]にすればよいでしょう。たとえば、[iTunes]の右の[オフ]の部分をタップして[オン]を表示すればiTunesでの購入ができるようになります。

このワザはiPadでも使えます。ただ、[Store]などのボタンの表示場所はiPhoneとは異なる場合があります。

今日の肝

  • [Store]ボタンを非表示] ── [設定]→[一般]→[機能制限]で[iTunes]をオフに