知人が、突然変なことを言い出した。
「このエイリアスというのやったら、別のコピーができると思ってたんだけど、エイリアスのほういじったら、元のほうも変わっちゃったんだけど。どうやったら別のバージョン取っておけるの?」
「え? ファイルのコピーの仕方知らないの? もう○十年もMac使っているのに?」
疑問に思いつつFinderを見てみる。
ファイルを選択して右クリック(Ctrl+クリック)してみる。メニューが表示されるがその中に[複製]というのと[コピー]というのがある。そしてもうひとつ、[エイリアスを作成]というものもある。
「エイリアス」は「別名」だが、「知人は、別名を語るときにはまったく別の人生を生きられるはず」と思ってしまったようだ。だからエイリアスを編集すれば別の内容をとっておけるはずだと勘違いした。
「エイリアスは同じファイルを別の名前でも参照できるだけだから、実体はひとつだよ」と説明してまあこちらは理解してもらった。
ところで「コピー」と「複製」の何が違うというのだ。おまけに、「xxx.txt」というファイルを「複製」すると「xxxのコピー.txt」が目の前に現れるという、混乱きわまりない状況になる。「「複製」すると「コピー」ができて、しかも別に「コピー」というメニュー項目がある。意味不明!!!
これで「コピー」と「複製」の違いを、一般人に理解せよというのは不可能ではないだろうか?
Windowsはどうなっている?
Windowsでどうなっているか見たら、Macで[コピー]に当たる項目は[パスのコピー]となっていた。これなら、そもそも「パス」が意味不明だから、問題は起こらないか。
一方[複製]にあたる項目を探してみたが見当たらない。同じフォルダでファイルを複製することはないと踏んでいるのだろうか。それともアプリ内から[名前を付けて保存]を選んでもらうのか。
これって、もう何十年もこうなっているんだよね? 慣れは恐ろしいね。
0 件のコメント:
コメントを投稿