2012年10月26日金曜日

iPhoneカンフー #008 手書き入力

iPhone/iPadで「手書き入力」ができます。ただし、今のところ漢字だけ(のようです)。

「漢字だけ」というフレーズを見てピ〜ンイ〜ンときた方は鋭い。そうです。中国語の入力を使います。

キーボードを色々いじくっていて、中国語のキーボードに目が止まりました。その昔、英語→中国語翻訳ソフトを作っていたことがあるので、ほんの少しですが中国語もわかります。「ピンイン」という発音を表現するアルファベットを使って入力するのが主流だというのもその当時知りました。

[設定]→[一般]→[キーボード]→[キーボード]→[新しいキーボードを追加]と選んで、グッグッグッとスクロールすると、下の方に中国語の入力方式がいくつも並んでいます。大きく分けて[中国語-簡体字]と[中国語-繁体字]がありますが、簡体字は中国本土で使われている文字で、繁体字は主に台湾などで使われています。

さてこの画面で、[中国語-繁体字 手書き]をタップしてキーボードとして加えます。

では、手書き入力してみましょう。

たとえば「メモ」を開いて右上の[+]をクリック。新しいページを開きます。キーボードが出てくるので、左下の地球のマークを長押しします。すると先ほど追加した中国語繁体字のキーボード[繁體手寫]が選べます。「繁體手寫」の「手寫」は何て読んでいいのかわかりませんが、「手書き」を示すことは間違いのないところでしょう。

たとえば偏(へん)に「骨」、旁(つくり)に「豊」を書くと「體」の字が簡単に入力できます。「寫」は何て読んでいいのかわかりませんが、手書き入力で何とか入力できました。

ご存じのとおり、中国本土では漢字の簡略化が進んで、ずいぶんと漢字の画数が少なくなりました。「簡体字」が使われるようになったわけです(ウィキペディアの「簡体字」の項はこちら)。

日本も漢字の簡略化は少し行われたみたいですが、中国本土ほどではありません。ほとんど簡略化をしなかったのが台湾で、「繁体字」で書かれたウェブページなどを見ると「昔、日本でもときどき見たな〜」というような画数の多い漢字が結構出てきます。でも大部分は日本で使われている漢字と共通です。ですから、たとえば、読み方がわからない漢字を入力したくなったら、[繁體手寫]のキーボードを選んで手書き入力を試してみるとよいかもしれません。

ちなみに、ひらがなやカタカナは、試してみましたが認識してくれないようです。アルファベットは大丈夫ですね(もっとも、キーボードで入力したほうが速そうですが)。

漢字入力は結構精度がいいみたいなので、日本語も手書き入力させて欲しいと思うのですが、まだ精度が不十分という判断なのでしょうか。フリップ入力(携帯式キーボードでフリップして文字を入力する方式)が広まっているから日本ではいらないと思われているのでしょうか。iOS 8ぐらいでは入るかもしれませんね(わたしゃ、Siriに話しかけるのは、恥ずかしくてできません)。

手書き入力には、ローマ字入力やフリップ入力にはない、「ダイレクト感」といいますか、何とも言えぬ心地よさがあります。しかも、パソコンでマウスを使ってやるのとは違って、指で直接書いているわけで、とっても気持ちよく感じるのです。ガラスの上を指がスス〜っと滑ります。皆さんもお試しあれ。

ところで、中国で簡体字に変えた当時は、コンピューターの黎明期(ぐらいでしょうね)なので、文字をパソコンで扱うようになるとはあまり考えていなかったんでしょうが、時代は変わってしまいました。ピンイン(ローマ字)で入力するぶんには、画数が多くても少なくても手間に変わりはないわけで、わざわざ簡体字にする必要はなかったのかもしれませんね。

あっ、でも手書き入力できるなら、簡体字のほうが素早く入力できますね〜。やっぱり、コンピュータ—処理という観点から見ても簡体字にした意味はあったのかな。

0 件のコメント: