2012-12-18

iPhoneカンフー #013 iPhone/iPadで全角スペースの入力

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iOS 13で下の問題は解決した模様です。
iOS 13でついに解決! 全角/半角スペースをスマートに入力

今日の肝

  • 全角空白文字の入力(iPad) ── [ABC]→[全角]→[スペースバー]
  • 全角空白文字の入力(iPhone) ── 辞書登録しか方法はない?

iPhoneは画面がとても小さいので、文書の作成には不向きでしょうが、iPadぐらいの大きさがあるとある程度まとまった量の文章を書くのにもあまり不自由な感じがしません。

ところが、先日文章を書いていて、困ったことがありました。全角のスペースの入力方法がわからないのです。段落の先頭を字下げしようとして「スペースバー」を押しても、幅の狭いスペースしか入りません。

探してみた結果、iPadのローマ字入力の場合は比較的簡単に入力できることがわかりました。 「キーボード右下のABCのキー」→「全角キー」(色がグレーに変わります)→「スペースバー」の順にタップすれば入力できます。

キーボードを切り替えるのが面倒なので、私は「辞書登録」をすることにしました。

  1. 「設定」アプリで、 [一般]→[キーボード]とタップし、いちばん下の[新規単語を追加]をタップ。
  2. [単語]欄に先ほどの方法で全角スペースをいれてから、そのあとに適当な文字(たとえば「全角」の「全」)を入力(スペースだけを登録することができないので、余分に1文字付け加える)。
  3. [よみ]欄に「すぺ」とか「すぺーす」とか適当なものを書く。読みはひらがなでもカタカナでも大丈夫らしい。

これで「すぺ」で、全角のスペースと余計な1文字が表示されるようになるので、入力してから1文字を消去すれば全角スペースだけが残るというわけです。

iPhoneの場合

iPhoneでも何とかならないかと探してみましたが、キーボードからの入力方法は見つかりませんでした。

このまま引き下がるのはシャクなので裏技です。iPadの場合と同じように辞書登録します。

  1. パソコンやiPadなどから全角空白文字の入ったメールをiPhoneに送る。
  2. 全角空白文字を[選択]して、[コピー]。
  3. 「設定」アプリで [一般]→[キーボード]→[ユーザ辞書]→[+]とタップして「単語」欄にまずコピーしておいたスペースをペーストする。
  4. その後ろに、たとえば「全」など、わかりやすい文字を追加(スペースだけを登録しようとすると、「単語をすべてスペースにはできません。」いうエラーメッセージが出てしまう)。
  5. 読みがなに「すぺ」とか「すぺーす」とか適当な文字をいれる(カタカナでもひらがなでも大丈夫)。

これで「すぺ」を入力すると全角スペース(と余計な文字)が候補として表示されるようになります。

今日の肝

  • 全角空白文字の入力(iPad) ── [ABC]→[全角]→[スペースバー]
  • 全角空白文字の入力(iPhone) ── 辞書登録しか方法はない?

2012-12-17

iPhoneカンフー #012 「English (US)」と「日本語ローマ字」を見分ける

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今日の肝

  • ローマ字キーボード選択時の「モード」の見分け方 ── スペースバー(の周辺)を見よ
  • キーボードの切り替えは地球マークの長押しで

日本語の入力に一時期「フリップ入力」を使っていたのですが、結局ローマ字に戻してしまいました。iPhone 5になって表示されるキーボードが少し大きくなったせいもあるかもしれません。

パソコンを使っている時もそうですが、ローマ字入力を使っていると、仮名漢字変換モードなのか英語入力モードなのかがよくわからなくなるときがあります。前にメアドを入力したり、たま〜に英語のメールを書いたりしていると、英語(English (US))のキーボードになっていることがあるのですね。

英語のままでいいのに漢字に変換されちゃうとイライラ。逆の場合もイライラ。

何かわかりやすい方法はないかとよく見れば、「スペース」と「space」とちゃんと表示が変わっていることに気がつきました。それ以来、まずスペースバーの部分を見て、必要ならば切り替えてから入力するようになりました。

ちなみに、スペースが表示されないとき(たとえば「連絡先」アプリのURLの入力欄)でも、右下のキーが「改行」か「return」かで区別できます(本当は、USキーボードに自動的に変わって欲しいのですけれど。URLに日本語入力はほとんどしませんわね、今のところは)。

もひとつちなみに、キーボードの切り替えは地球マークの「長押し」がおすすめです。長押ししているとキーボードの選択肢が表示されるので、直接キーボードを選ぶことができます。 「フリップ入力」や#008 手書き入力で使うほかの「キーボード」を使っていても、これなら一発で選択できます。

今日の肝

  • ローマ字キーボード選択時の「モード」の見分け方 ── スペースバー(の周辺)を見よ
  • キーボードの切り替えは地球マークの長押しで

iPhoneカンフー #011 Pagesの書類の名前を変える

iPhone/iPadのPagesで新しい書類を作るとテンプレートの名前 ── たとえば「白紙」 ── が書類の名前になります。「『白紙』はひどいなあ」と思って名前を変えようと思うけれど「どうしていいのかわからない」という方、いらっしゃるのでは? 私もどうしていいのかわからなくて、15分ぐらい試行錯誤しました。

書類一覧の画面(上中央に「Pages」と表示されている画面)の[編集]を押して、書類を選択したら「名称変更」のアイコンが表示されてもいいと思うのですがね……。

で、結局どうすればよいかというと、書類一覧の画面で、名前を変更したい書類の「名前の部分」(たとえば「白紙」)をタップすればよいのです。これで「書類を名称変更」の画面に変わり、書類の名前を変えることができます。

入力を始めてしまってから「やっぱり名前を変えるの止〜めた」と思ったら、×印をタップして名前の欄をクリアしてから書類のアイコンをタップすると、変更が無効になり以前のままの名前で書類一覧に戻ります。

今日の肝

  • Pagesの書類の名称変更 ── 書類一覧で名前部分をタップ

2012-12-16

iPhoneカンフー #010 iPad/iPhoneにキーボードをつなぐ

今日の肝

  • iPhone/iPadでもOS X(Mac)で使えるテキスト編集用のキーボードショートカットはほとんど使える

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ちょっと前にiPad miniを買いました。いいです! 軽い! それでいて、画面の大きさは普通のiPadどあまり変わらない印象です。

出かけるときにはMacBook Airでも十分いいのですが、iPad miniならもっと軽いので、「何とか入力が楽にならないのかな〜」と思い、ワイヤレスキーボードをつないでみました。接続の手順は次のとおりです。

  1. まず、確認作業。ワイヤレスキーボードを今まで他の機器で使っていたら、その機器での登録を解除します。たとえば、Macで使っていたら[システム環境設定]→[Bluetooth]でキーボードを選択して右下の[-]ボタンを選択して解除します。
  2. iPhone/iPadの「設定」アプリを起動して、[Bluetooth]を[オン]にします。
  3. 下にワイヤレスキーボードが表示されるはずなので、それをタップします。

これでiPhone/iPadとワイヤレスキーボードが接続されるはずです。「メモ」アプリなどをタップして入力してみましょう。

Pagesやメモにキーボードから入力してみたところ結構使えそうです。AppleのBluetoothキーボードだとiPad並みに大きいし重いので、もうちょっと軽くて小さいのを入手しなければならなそうですが、探せばあるのでしょうね。きっと。

ただし、マウスは接続できませんでした。残念(Android端末ではマウスを接続できるみたいですね…)。

さて、『カンフーマック』を訳したときに調べた、キーボードショートカットが使えるか調べてみましたのでご紹介。

iPhone/iPadで使えるキーボードショートカット

control+H ── 直前の文字を削除(仮名漢字変換中も有効)。つまりdeleteと同じ機能
control+E ── 行末に移動(EndのE)
control+A ── 行頭に移動(Aはアルファベットの先頭文字)
control+B ── 1文字戻る(BackのB)
control+F ── 1文字進む(ForwardのF)
control+K ── 行末までを削除
control+I ── tabと同じ
control+J ── returnと同じ
control+M ── returnと同じ
control+: ── 「'」の入力

command+delete ── 行頭までを削除
option+delete ── 前の一単語を削除

F1 ── 画面を暗く
F2 ── 画面を明るく
F10 ── ミュート
F11 ──  ボリューム下げる
F12 ──  ボリューム上げる
Ejectキー ── キーボードを画面に表示・非表示切り替え

option+→ ── 1単語ずつ右に移動(日本語の単語も判別。ただし単語を認識しない場合あり)
option+← ── 1単語ずつ左に移動(iPhone 5では時々奇妙な動きあり)
option+↑ ── カーソルが段落の先頭を上方向に移動
option+↓ ── カーソルが段落の末尾を下方向に移動

control+← ── 行頭に移動
control+→ ── 行末に移動
control+↑ ── 書類やメモなどの先頭に移動
control+↓ ── 書類やメモなどの最後に移動
shift+矢印キー ── 選択範囲を拡大・縮小
shift+control+↑ ── 書類やメモなどの先頭まで選択
shift+control+↓ ── 書類やメモなどの末尾まで選択
shift+control+→ ── 行末まで選択
shift+control+→ ── 行頭まで選択

command+C ── 選択範囲をコピー
command+V ── 選択範囲をペースト
command+X ── 選択範囲をカット

command+A ── すべてを選択
●効かないショートカット

少なくとも以下は使えないようです。

  command+option+V (書式なしペースト)
  control+T —— 直近のふたつの文字を入れ替える。Macでは、たとえばswitfと入力してcontrol+Tを押すとswiftになります。

私としては、このなかでもcontrol+Aやcontrol+Eなど、emacs(unixの世界でよく使われているエディタ)由来と思われるものが使えるのが嬉しいですね。あまり使いすぎると、左手の小指や肩、肘が痛くなるので要注意ですが。

なお、iPhone/iPadで使用後、ほかの機器で使う可能性がある場合は、Bluetoothの設定で[このデバイスの登録を解除]をしておきましょう。

今日の肝

  • iPhone/iPadでもOS X(Mac)で使えるテキスト編集用のキーボードショートカットはほとんど使える