2022-08-27

アップルの日本語がおかしい? #009 Safariの文字拡大縮小ボタンの「あ」はさえない

視力のとてもよい人には関係がないかもしれないけれど、私はブラウザの文字を大きめに表示することが多い。 大きい文字のほうが目が疲れない。

そのせいかどうかはわからないが、うん十年の間、ほぼ毎日8時間以上パソコンを使っているにも関わらず、視力1.0以上を保っている。

Safariの拡大縮小ボタンが日本語になった

Safari(Macのブラウザ)がバージョンアップされたらツールバーに表示される文字拡大・縮小のアイコンの文字が小さな「あ」と大きな「あ」に変わった([ツールバーをカスタマイズ]しないと表示できません)。

冴えないな〜。気分が落ち込むフォントだ。

前のバージョンはこうなっていた。

これは、慣れているせいものあるのだろうが、まったく違和感がない。

なぜ、アルファベットのほうがいいのだろうか。

まず、「自分ならこうする」というのを考えてみた。英語のままでいいのだけれど、「日本語にするならね」という案だ。

あと2案考えてみたけれど、上(↑)のほうがよいような気がする(「文」と「字」の比較なら「字」のほうがいいかな)。

日本語は基本、憑依文字、じゃなくて、表意文字なのね

日本語の文字には意味があることが多い。ひらがなやカタカナに意味はないといえばないのだが、少なくとも漢字、そして絵文字にも意味がある。小さな「A」や大きな「A」、そして小さな「あ」や大きな「あ」は、そのサイズで意味を表そうとしているしているのだけれども、これは日本語らしくないのだ。

せっかく意味をもたせることができるのだから、その意味を使うほうがよいのだ! 

ちなみにFirefoxはこれ(↓)。万国共通のわかりやすさ! 「+」や「-」には万国共通の意味があるではないか。

ちなみにちなみに、Google Chromeでは、ツールバーに拡大縮小のアイコンを表示することはできない(模様)。 マウスを持っているときには、これがあるほうが便利なんだよね〜。キーボードに手があるときには、ショートカットでいいのだけれど。

というわけで、今回はFirefoxに座布団1枚

Appleさん、せめて選択できるようにしてください。今のアイコンは見たくない。ツールバーから消しちゃおうかな...

漢字はアイコンなのだ

ところで、弊社で運営中の辞書サイトDictJuggler.net(翻訳訳語辞典)では、一番上に漢字のボタンを並べている。

漢字はそれぞれが意味をもつので、「アイコンとして使えるのだ」というのが私の主張(「絵のセンスがなくて自分で描けないから、漢字にして逃げている」という説もあるけど...)。


以上、最初のバージョン(2021.5.21)

後日談 -- 「あ」は紛らわしい(2022.8.27追記)

もうひとつ、文字拡大縮小ボタンに「あ」を使うことの不便さが見つかった。というか、経験している。

「あ」は日本語の文字なので、普通にテキストに出現する。なので、地のテキストと区別がつきにくいのだ。

「周辺視野」で目に入ったとき、大小の「A」が並んでいればそれが拡大縮小ボタンだとすぐわかる。 でも「あ」が2つ並んでいても、ほかのテキストとあまり違いがないように感じて、パッと見、ツールバーの位置が判別しにくい。

いつも、というわけではないのだけれど、なにかの都合でウィンドウをやや下のほうに表示していたりすると、とくに気が付きにくいような気がする。 ツールバーの位置は大体は一番上のほうにあるのだけれど、ウィンドウが下にあるとツールバーの位置も当然下がるわけで、どこに表示されるかわからなくなる。

大きい「A」と小さい「A」に戻してくれないかな〜。せめて選べるようにして欲しいわ。

Safariやめちゃうという手もあるか。 Edgeもまともに使えるようになったから、Firefox、Chrome、Edgeの3つを使えばあまり困らないだろうし(なんて、「脅し文句」を書いては見たけれど...)。

後日談 その2 -- Safari Technology Preview を使えばいいや(2022.9.28追記)

「あ」を使わずに済む方法があった。「Safari Technology Preview」を使えば、このアプリのインタフェースは英語なので、「A」になる。

2022-08-05

新しいMac導入 -- Montereyの不具合は...

新しいMacを買ってしまった。OSはMonterey(12.5)。

今のところの不具合

  • 純正キーボードからも入力ができない!! -- これには大変困った。ところが他のアカウントでやってみたらきちんと動く。「こまったな〜。この際だからゼロから環境作り直すか」と思って、もうひとつ別のアカウント作ってそこで環境構築を始めたのだが、2、3時間ぐらいあとでかな〜、休憩して戻ったときに無意識に今までアカウントで入ってしまったら、なんとキーボードから入力ができるではないか! う〜ん、わからん。原因探るのは大変そうだから、当面断念。HHKBを使っているのと関係あるのかな...。今は純正もHHKBも問題なく動作中
  • emacsが(きちんと)動かなくなった -- https://emacsformacosx.comから新バージョンをダウンロードしてきて動かしたら、動いた。ヨカッタ、ヨカッタ。前のバージョンはTerminalから起動できなくなって、試しにアイコンクリックしたら起動はできてまずまず使えたのだが、中でシェルを動かすとDesktopのファイルとかにアクセスできなくなってしまって、えらい不便だった。最近のOS、セキュリティが徹底しているのはよいのだが、デフォルトではshellからホームの下にもアクセスできなかったりして大変(これも邪悪な人がいるせいなんだよね。ああ、今どき戦争を始めるなんて...えらい迷惑だ)

値段が上がったこの時期に、新しいMacを買わなくてもいいのに...

現在は超円安。1ドル140円をうかがおうかという感じ。「なんで、こんな値上がりしたときにMac買ったの?」

最近ビデオの書き出しをすることが多くなったのだが、MacBook Proで書き出しを始めると、テキスト入力が遅すぎて仕事にならない。しばらくの間、夜間などにビデオ編集をやらせようと試みていたのだけれど、もう限界。耐えられなくなって買ってしまった。

ちょっと前にヨドバシカメラを覗いたら、在庫なし。「仕方ない、諦めるか」と思っていたのだけれど、数日前に再度覗いてみたら、なんと自分がほしいと思っていたモデルだけ「在庫あり」になっていた! 「これは私のためのものに違いない」と勝手に思い込んで、ショッピングカートに入れてしまったというわけ。

これもウィルスの影響なのだ

こうなったのも新型コロナウイルスが原因なのだ。JavaScript講座を対面+リモートでやってみたら、どうもそれまで使っていたMacBook Airではパワーが足りないらしい。MacBook Proなら大丈夫だろうと思って、買ったのが2020年9月。しばらく使ってみて大丈夫そうだったので、それまで使っていたiMacは「もういらないな」と思って「欲しい」と言った息子に送ってしまった。新しいMacにはメモリもディスクもてんこ盛りしたので。

ところが、ムービーの書き出しがえらく遅い。ハードウェアに疎い私は、こんなにも違うものかと唖然! グラフィックス周りを強化しなければいけなかったのかな? しかし後悔先に立たず。

自分のミスは自分で責任をとることにして、2年近く我慢して使っていたのだけれど、最近ムービー作ること多くなったので、とうとう耐えられなくなってしまった。

持続化給付金、ありがたく使わしていただいております。m(_ _)m 

しっかり仕事して税金納めないとね。

2022-08-03

"CPU die temperature"ってなんだ?

暑くてMacがヤバいので(若者言葉を使ってしまった...)、CPUの温度とか調べようと思って検索したら、"CPU die temperature"という表現に出会った。

「CPUが死んじゃうのかな〜」なんて思ったんだが、「さすがにCPUは死なないような〜」と思い直した(三単現の"s"もないので、動詞じゃないわな)。

と、しばらくして閃いた。「そうだ。dieには『台』だか、『金型』だかみたいな意味あったよな」。

なんか、遠い昔の学生時代に出会った単語(訳語)のような気がしてきた。

検索してみたら次のページがヒットした -- e-Wordsの「ダイ」の項目

メデタシ、メデタシ。CPUが載っかっているヤツ(あるいはCPUも含む全体?)の温度っていうことですね。

しかし、ハードウェアのこと知らないな〜 > 自分

iPhoneカンフー #016 Appのバックグラウンド更新をオンにできないとき(改訂版)

iPhoneカンフーの目次はこちら

今日の肝

  • (最近のバージョン)Appのバックグラウンド更新をオンにできないときは、「低電力モード」になっていないかチェック。
    [設定]アプリ→[バッテリー]→[低電力モード]をオフ
  • 以前のバージョン)Appのバックグラウンド更新をオンにできないときは、「機能制限」がかかっていないかチェック。
    [設定]アプリ→[一般]→[機能制限]

最近のバージョン(iOS 15.5で確認済み)

カーナビのアプリとか、ランニングの記録アプリとか、そのアプリが前面にないときや画面がスリープしている時でも、「バックグラウンド」で動作し続けることで機能を果たしてくれるものがあります。

こういったアプリを使う場合は、「設定」アプリで、[一般]→[Appのバックグラウンド更新]をオンにしておく必要があります。同じ画面で、アプリごとにオンにしたりオフにしたりも可能です。

いくつかのウェブサイトなどで、「この機能をオフにすると節電になる」などと書いてあるようですが、基本的にはこの機能はオフにしないほうが役に立つiPhoneとなるでしょう。

低電力モードに注意

と、この記事を読んで「どうやっても[Appのバックグラウンド更新]をオンにできない!」とお困りの方、「低電力モード」になっているとこれをオンにできませんので確認してみてください。

同じく「設定」アプリで、[バッテリ]を選択して、一番上に表示される「低電力モード」がオンになっていると、上に書いた手順ではどうやっても[Appのバックグラウンド更新]をオンにできません。

これをオフにすれば、大丈夫です。オフにしておいてから「設定」アプリで[一般]→[Appのバックグラウンド更新]とタップして必要な変更をします。


むかしのバージョン(iOS ??)

以前のiOSでは設定する箇所が違いました。昔の機種を使っている方がいらっしゃるかもしれないので、以前に書いたものも残しておきましょう。

機能制限に注意

「設定」アプリで、[機能制限]がオンになっていて、その下位項目で[Appのバックグラウンド更新]が[変更を許可しない]の設定になっていると、[Appのバックグラウンド更新]をオンにできません。

どうやってもオンにできない人は、次の手順で機能制限を外してください。

  1. 「設定」アプリを起動
  2. [一般]→[機能制限]とタップ(このとき機能制限が[オン]になっているはずです)
  3. パスコードを入力
  4. ズズ〜っとスクロールして、下のほうにある[Appのバックグラウンド更新]→[変更を許可]とタップ (もちろん、この画面で、一番上の [機能制限を解除]をタップして、全部の機能制限を外しても大丈夫)
  5. これで機能制限が解除されたので、[一般]をタップしてひとつ戻って、[Appのバックグラウンド更新]をタップして[Appのバックグラウンド更新]をオンにする

今日の肝

  • (最近のバージョン)Appのバックグラウンド更新をオンにできないときは、「低電力モード」になっていないかチェック。
    [設定]アプリ→[バッテリー]→[低電力モード]をオフ
  • (以前のバージョン)Appのバックグラウンド更新をオンにできないときは、「機能制限」がかかっていないかチェック。
    [設定]アプリ→[一般]→[機能制限]