『アップル・コンフィデンシャル2.5J』(上巻+下巻)が発売になりました。林信行さんともう一人の方が1.0の翻訳を担当なさったのですが、林さん担当分はテキストデータをいただいて、それをベースに訳し直して、また追加分は新たに翻訳しました。
2.5Jとなっていることから想像できる方もいらっしゃる思いますが、原著者のリンツメイヤーさんが書かれたのは第2版の『2.0』。それに林さん書き下ろしの分が7章ほど加わって、『2.5J』というわけです。
翻訳作業はは、あまり技術的に細かくない部分は家内がまず翻訳して私がチェック、技術的な話は私が最初から翻訳という分担で進めました。1.0と共通の部分も、もう一度しっかり読み直しましたので、全体では最初から訳すのとあまり変わらないくらい時間がかかってしまいました。でも、アップル関連の本の翻訳はとてもやりがいがあります。
私の書籍翻訳のデビュー作も『マッキントッシュ物語』というアップル関連の本でした。それ以来、久しぶりのマック関連のノンフィクションの翻訳になりました。アップルについてはさまざまな書籍が出版されていますが、どれを読んでも熱くなります。しかし、この手の本を読むといつも思うのですが、なんというめちゃくちゃな会社でありましょう、アップルという会社は。「運」がよかったんでしょうね。もちろん、それだけではないですが、運が悪ければ10回ぐらいつぶれてますね。
そう言えば、この本の翻訳はDictJugglerの開発と並行して行われました。以前も書きましたが、手前みそながら大変重宝しました。翻訳作業の途中では、英和辞典で引くのはもちろんですが、検索エンジンで事実関係を調べたり、国語辞典で用法を確認したりとさまざまな検索を行うのですが、DictJugglerは一発でいろいろな検索をしてくれます。一般の方はそんなにたくさんの「辞書」をお使いにはならないのかもしれませんが...
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