最近本を読むと目が疲れます。もう30年近くほとんど毎日コンピュータに向かっているにもかかわらず、左右とも裸眼で視力1.0以上を保っているのですが、さすがに小さい字は厳しくなってきました。
最近は、本を読むよりもパソコンで文章を読む方が疲れなくなってきてしまいました。なぜかというと、文字をすごく大きくして読むからです。Wrodも ExcelもPDFの書類もだいたい175%とか200%に拡大して読んでいます。エディタやメール、ターミナル(DOS窓のようなもの)の文字は24ポイントぐらいの大きさです。
右目に乱視があるせいでしょうか、小さくても文字は読めるのですが目が疲れます。そのため、だいぶ前から大きな文字を使っていました。20年ぐらい前は、まだメモリが高価だったので、ワークステーションなどでもせいぜい8Mバイトとか16MバイトとかのRAMしか搭載していませんでした。24ポイントのフォントを使ったりすると、だいぶメモリを圧迫するので、大きなフォントを使うのは一番利用するemacsというエディタ用のウィンドウだけにしたりしていました。最近は512Mバイトとか1Gバイトとかが当たり前になってしまったので、このあたりはまったく気にしなくてすむようになりました。
というわけで、今日は文字の拡大・縮小機能のご紹介です。DictJugglerには、タブ機能やブックマークの機能こそありませんが、「辞書ウィンドウ」も「ブラウザウィンドウ」も立派なウェブブラウザになっています(ちなみに、ブラウザウィンドウには、HTMLの書類だけでなくWordや RTF、テキスト形式のファイルも表示でき、こうしたファイルの内容を読んでいるときにもワンクリックで検索・辞書引きができます)。
DictJugglerでHTMLを表示するときには上の方に拡大・縮小のアイコンが、Wordやテキストなどを表示しているときには、左下の方に「%」で大きさを指定できるポップアップメニューがついています。ですから、(私のように)小さい字はちょっと苦手という方でも安心です。さらに、「環境設定」の「テキストブラウザ」で、「デフォルトの拡大率」を指定すると、ウィンドウを開くたびに選択しなくても、いきなり大きな文字で表示することができます。
この拡大率ですが、WordやExcelなどには、100%、125%、150%、200%という選択肢が用意されているのですが、なぜか175% はありません。175%というのは、じつは私の好みでして、この大きさが私にとっては一番読みやすいのです。けっこう文字は大きいし、情報量もまあまあ確保できるというところだと感じています。そこで、DictJugglerには175%というのが選択肢で入っているわけです。
目が疲れるとお思いの方、ぜひ、文字を大きくしてみることをおすすめします。Safariならば「ツールバー」に拡大・縮小ボタンを表示できますし、ほかのブラウザでもメニューで選べます。
バリバリの開発者の方は、お若い方が多いでしょうが、そういった皆さんもあと10年、20年もすれば、大きい文字の方が読みやすいと感じられるでしょう。そんなところも考慮して、開発していただけるとうれしいなと思うわけです。
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