視力のとてもよい人には関係がないかもしれないけれど、私はブラウザの文字を大きめに表示することが多い。
大きい文字のほうが目が疲れない。
そのせいかどうかはわからないが、うん十年の間、ほぼ毎日8時間以上パソコンを使っているにも関わらず、視力1.0以上を保っている。
Safariの拡大縮小ボタンが日本語になった
Safari(Macのブラウザ)がバージョンアップされたらツールバーに表示される文字拡大・縮小のアイコンの文字が小さな「あ」と大きな「あ」に変わった([ツールバーをカスタマイズ]しないと表示できません)。
冴えないな〜。気分が落ち込むフォントだ。
前のバージョンはこうなっていた。
これは、慣れているせいものあるのだろうが、まったく違和感がない。
なぜ、アルファベットのほうがいいのだろうか。
まず、「自分ならこうする」というのを考えてみた。英語のままでいいのだけれど、「日本語にするならね」という案だ。
あと2案考えてみたけれど、上(↑)のほうがよいような気がする(「文」と「字」の比較なら「字」のほうがいいかな)。
日本語は基本、憑依文字、じゃなくて、表意文字なのね
日本語の文字には意味があることが多い。ひらがなやカタカナに意味はないといえばないのだが、少なくとも漢字、そして絵文字にも意味がある。小さな「A」や大きな「A」、そして小さな「あ」や大きな「あ」は、そのサイズで意味を表そうとしているしているのだけれども、これは日本語らしくないのだ。
せっかく意味をもたせることができるのだから、その意味を使うほうがよいのだ!
ちなみにFirefoxはこれ(↓)。万国共通のわかりやすさ!
「+」や「-」には万国共通の意味があるではないか。
ちなみにちなみに、Google Chromeでは、ツールバーに拡大縮小のアイコンを表示することはできない(模様)。
マウスを持っているときには、これがあるほうが便利なんだよね〜。キーボードに手があるときには、ショートカットでいいのだけれど。
というわけで、今回はFirefoxに座布団1枚。
Appleさん、せめて選択できるようにしてください。今のアイコンは見たくない。ツールバーから消しちゃおうかな...
漢字はアイコンなのだ
ところで、弊社で運営中の辞書サイトDictJuggler.net(翻訳訳語辞典)では、一番上に漢字のボタンを並べている。
漢字はそれぞれが意味をもつので、「アイコンとして使えるのだ」というのが私の主張(「絵のセンスがなくて自分で描けないから、漢字にして逃げている」という説もあるけど...)。
以上、最初のバージョン(2021.5.21)
後日談 -- 「あ」は紛らわしい(2022.8.27追記)
もうひとつ、文字拡大縮小ボタンに「あ」を使うことの不便さが見つかった。というか、経験している。
「あ」は日本語の文字なので、普通にテキストに出現する。なので、地のテキストと区別がつきにくいのだ。
「周辺視野」で目に入ったとき、大小の「A」が並んでいればそれが拡大縮小ボタンだとすぐわかる。
でも「あ」が2つ並んでいても、ほかのテキストとあまり違いがないように感じて、パッと見、ツールバーの位置が判別しにくい。
いつも、というわけではないのだけれど、なにかの都合でウィンドウをやや下のほうに表示していたりすると、とくに気が付きにくいような気がする。
ツールバーの位置は大体は一番上のほうにあるのだけれど、ウィンドウが下にあるとツールバーの位置も当然下がるわけで、どこに表示されるかわからなくなる。
大きい「A」と小さい「A」に戻してくれないかな〜。せめて選べるようにして欲しいわ。
Safariやめちゃうという手もあるか。
Edgeもまともに使えるようになったから、Firefox、Chrome、Edgeの3つを使えばあまり困らないだろうし(なんて、「脅し文句」を書いては見たけれど...)。
後日談 その2 -- Safari Technology Preview を使えばいいや(2022.9.28追記)
「あ」を使わずに済む方法があった。「Safari Technology Preview」を使えば、このアプリのインタフェースは英語なので、「A」になる。