2024-01-23

アップルの日本語がおかしい? #012 歌詞を作るのは「作詞」。「作成」とは言いません

iPadの「ミュージック」を使っていたら、カラオケのように歌詞を表示してくれる機能があることに気がついた。

「これは便利だ。カラオケの練習ができるじゃん」

ただし曲が終わって歌詞の最後を見て驚いた。次のように書いてあったのだ。

作成: John Bettis, Richard Carpenter

おいおい、勘弁してくれよ。

アップルの日本法人の方々は、この機能、誰も使っていないのですかね?  「作成」なんて言うひと日本人に一人もいないんじゃないだろうか。 小学生でも「作成」とは言わないでしょ。

使用言語を「英語」にして表示させたら「Written By:」となってましたわ。

「AIの翻訳そのまま使ったん?」

macOSの「ミュージック」も同じく「作成」でした。macOSの最新版Sonoma 14.2.1での結果です。

iPhoneもiPadもMacBook AirもMac Studioも使っているけど、本当、Apple製品は壊れない。MacBook Airなんて、もう10年以上使っているけど、まだまだ使える。素晴らしいハードウェアだと思う。

だけど、「作成」とか表示されると、それだけで気が滅入る。

「すぐに直してください!」

2023-01-28

アップルの日本語がおかしい? #011 Safariで縦書きウェブページは印刷できん

ゆえあって、縦書きの日本語の本(ひとまずPDFファイル)を作ろうとしています。 確認する方法は色々考えられますが、ブラウザで見られればそれなりに楽です。

書きのプログラミング関連の文書などを作るときはFirefoxのお世話になっています。ページ番号を入れられたり、改ページをきちんと処理してくれたりで、他のブラウザより良い感じだと思います。

ところが縦書きのHTML文書についてFirefoxは、表示は、まあできたのですが、印刷しようとすると、なんと最後のページしか印刷できません。ほひょう〜、これは困った。

ChromeとEdgeはまずまず

続いてChromeとEdgeを試してみましたが、どちらもまずまずPDF出力ができました。 細かいところはこれからチェックで、どちらを使うか(あるいは他の手段を使うか)検討します。

Safariは死んだ!

Safariを試してみました。プレビューで白紙のページしか表示されません。 [PDF]ボタンを押してPDFで保存しようとしてみました。

アプリ自体が死にました。

Safari Technology Reviewでもやってみましたが、同じように死にました。

死んじゃうのは困りますわな。 もっとも、再起動したら前のページ群を復活してくれたので、それほど困りはしなかったのですが。 でも、心理的な不可じゃなくて、負荷はけっこうあったかも。

「相変わらず日本語処理は軽視されているようですね...」と思ってしまう私がいるような気がしちゃったりするかもしれません。(←これがどう自動翻訳されますかね)

2023-01-15

アップルの日本語がおかしい? #010 「コピー」と「複製」は同じ? 違う?

知人が、突然変なことを言い出した。

「このエイリアスというのやったら、別のコピーができると思ってたんだけど、エイリアスのほういじったら、元のほうも変わっちゃったんだけど。どうやったら別のバージョン取っておけるの?」

「え? ファイルのコピーの仕方知らないの? もう○十年もMac使っているのに?」

疑問に思いつつFinderを見てみる。

ファイルを選択して右クリック(Ctrl+クリック)してみる。メニューが表示されるがその中に[複製]というのと[コピー]というのがある。そしてもうひとつ、[エイリアスを作成]というものもある。

「エイリアス」は「別名」だが、「知人は、別名を語るときにはまったく別の人生を生きられるはず」と思ってしまったようだ。だからエイリアスを編集すれば別の内容をとっておけるはずだと勘違いした。

「エイリアスは同じファイルを別の名前でも参照できるだけだから、実体はひとつだよ」と説明してまあこちらは理解してもらった。

ところで「コピー」と「複製」の何が違うというのだ。おまけに、「xxx.txt」というファイルを「複製」すると「xxxのコピー.txt」が目の前に現れるという、混乱きわまりない状況になる。「「複製」すると「コピー」ができて、しかも別に「コピー」というメニュー項目がある。意味不明!!!

これで「コピー」と「複製」の違いを、一般人に理解せよというのは不可能ではないだろうか?

Windowsはどうなっている?

Windowsでどうなっているか見たら、Macで[コピー]に当たる項目は[パスのコピー]となっていた。これなら、そもそも「パス」が意味不明だから、問題は起こらないか。

一方[複製]にあたる項目を探してみたが見当たらない。同じフォルダでファイルを複製することはないと踏んでいるのだろうか。それともアプリ内から[名前を付けて保存]を選んでもらうのか。

これって、もう何十年もこうなっているんだよね? 慣れは恐ろしいね。

2022-12-30

SNSや動画サイトは断捨離の道具

年末です。大掃除の季節です。そこで、断捨離ネタ。

記憶装置はいくら容量があっても足りない

最近、鳥の写真や動画を撮るのが面白くなってます。よろしかったらコチラをご覧ください

困るのが、とくに動画はディスク容量をかなりくってしまうことです。高解像度で保存すると、下手するとギガ単位になります。

ちょっと前は、100GBもあれば余裕シャクシャクだったのに、いまでは1テラ、2テラは当たり前、ついには2年前にノートパソコンで4TBのやつを買ってしまいました。

しかし、これでいいのだろうか。こんなことをやっていたら、ファイルはどんどん増えるばかりです。

YouTubeは俺の外部ディスクさ

そこで割り切ることにしました。

基本、パソコンに動画や写真は残さない。傑作(あるいはそれに準ずるもの)はすべて、SNSや動画サイトにアップロードしてしまいます。

朝、上の階に上ってスカイツリーと富士山をパチャッ。さっそくnoteにアップします。 そして、スマフォの写真は溜まったら、ぜ〜んぶ削除。

サギやカワセミなどきれいな鳥の動画を撮ったら、ちょっとしたムービーにまとめてYouTubeにアップ。 同じ時にとった動画は、公開動画のバックアップを残して、その他は基本すべて削除!

まあ、そうは言っても、家族の写真とかは、とっておきますけどね。 子供が大きくなると、ほんと家族写真は減りますわ。だから、1年で数えるほどしか増えない。

ということで、今度買ったノートパソコンは1TBに逆戻り。これでなんとか暮らしてみよう!

2022-09-22

PDFファイルにページ番号を入れるには GraphicConverterがいいかも

もう20年以上使っているGraphicConverterという画像処理・形式変換アプリ、PDFファイルにページを入れることができるのを知った。 今までは、大枚はたいて買ったAcrobat Proを昔のOSのMacで動かして、なんとか入れてたりしたんだけれど(Adobeに毎月のお布施を払うには、使用頻度があまりに少ない)。

GraphicConverterなら超簡単。

  1. PDFファイルのアイコンをGraphicConverterのアイコンに重ねる
  2. ダイアログボックスが開くので確認して[OK]をクリック
  3. [ファイル]→[プリント]→[プリント...]を選択
  4. 表示されるダイアログの下のほうにある[Page number]にチエックを入れて形式を指定する(今日現在、形式を指定できるのはβ版のみ)

これでPDFに保存すれば、ページ番号付きのPDFファイルができあがり!

ちなみに、ページ番号の形式が1種類しかなかったので、開発元に「3/5みたいなのも選択できるようにしてくれ」とメールしたら、2日後に対応したベータ版のダウンロードURLを送ってくれた。

素早い! こういう会社いいな。

2022-08-27

アップルの日本語がおかしい? #009 Safariの文字拡大縮小ボタンの「あ」はさえない

視力のとてもよい人には関係がないかもしれないけれど、私はブラウザの文字を大きめに表示することが多い。 大きい文字のほうが目が疲れない。

そのせいかどうかはわからないが、うん十年の間、ほぼ毎日8時間以上パソコンを使っているにも関わらず、視力1.0以上を保っている。

Safariの拡大縮小ボタンが日本語になった

Safari(Macのブラウザ)がバージョンアップされたらツールバーに表示される文字拡大・縮小のアイコンの文字が小さな「あ」と大きな「あ」に変わった([ツールバーをカスタマイズ]しないと表示できません)。

冴えないな〜。気分が落ち込むフォントだ。

前のバージョンはこうなっていた。

これは、慣れているせいものあるのだろうが、まったく違和感がない。

なぜ、アルファベットのほうがいいのだろうか。

まず、「自分ならこうする」というのを考えてみた。英語のままでいいのだけれど、「日本語にするならね」という案だ。

あと2案考えてみたけれど、上(↑)のほうがよいような気がする(「文」と「字」の比較なら「字」のほうがいいかな)。

日本語は基本、憑依文字、じゃなくて、表意文字なのね

日本語の文字には意味があることが多い。ひらがなやカタカナに意味はないといえばないのだが、少なくとも漢字、そして絵文字にも意味がある。小さな「A」や大きな「A」、そして小さな「あ」や大きな「あ」は、そのサイズで意味を表そうとしているしているのだけれども、これは日本語らしくないのだ。

せっかく意味をもたせることができるのだから、その意味を使うほうがよいのだ! 

ちなみにFirefoxはこれ(↓)。万国共通のわかりやすさ! 「+」や「-」には万国共通の意味があるではないか。

ちなみにちなみに、Google Chromeでは、ツールバーに拡大縮小のアイコンを表示することはできない(模様)。 マウスを持っているときには、これがあるほうが便利なんだよね〜。キーボードに手があるときには、ショートカットでいいのだけれど。

というわけで、今回はFirefoxに座布団1枚

Appleさん、せめて選択できるようにしてください。今のアイコンは見たくない。ツールバーから消しちゃおうかな...

漢字はアイコンなのだ

ところで、弊社で運営中の辞書サイトDictJuggler.net(翻訳訳語辞典)では、一番上に漢字のボタンを並べている。

漢字はそれぞれが意味をもつので、「アイコンとして使えるのだ」というのが私の主張(「絵のセンスがなくて自分で描けないから、漢字にして逃げている」という説もあるけど...)。


以上、最初のバージョン(2021.5.21)

後日談 -- 「あ」は紛らわしい(2022.8.27追記)

もうひとつ、文字拡大縮小ボタンに「あ」を使うことの不便さが見つかった。というか、経験している。

「あ」は日本語の文字なので、普通にテキストに出現する。なので、地のテキストと区別がつきにくいのだ。

「周辺視野」で目に入ったとき、大小の「A」が並んでいればそれが拡大縮小ボタンだとすぐわかる。 でも「あ」が2つ並んでいても、ほかのテキストとあまり違いがないように感じて、パッと見、ツールバーの位置が判別しにくい。

いつも、というわけではないのだけれど、なにかの都合でウィンドウをやや下のほうに表示していたりすると、とくに気が付きにくいような気がする。 ツールバーの位置は大体は一番上のほうにあるのだけれど、ウィンドウが下にあるとツールバーの位置も当然下がるわけで、どこに表示されるかわからなくなる。

大きい「A」と小さい「A」に戻してくれないかな〜。せめて選べるようにして欲しいわ。

Safariやめちゃうという手もあるか。 Edgeもまともに使えるようになったから、Firefox、Chrome、Edgeの3つを使えばあまり困らないだろうし(なんて、「脅し文句」を書いては見たけれど...)。

後日談 その2 -- Safari Technology Preview を使えばいいや(2022.9.28追記)

「あ」を使わずに済む方法があった。「Safari Technology Preview」を使えば、このアプリのインタフェースは英語なので、「A」になる。