先週金曜日に、東京12チャンネルを見ていたら、「こんまりさん」が登場していた。アメリカやカナダでは、整理術というよりは人生哲学的な扱いをされているらしい。
今日月曜日、HDレコーダーの録画番組リストを表示していたら日本放送協会の「こんまりさん」の番組が目に入ったので再生してみた。 番組のタイトルで自動録画していたヤツだ。
なんだ、日本でも人生哲学的な面に光が当たっているんじゃないか。 登場人物3人のうち、2人が、たまった物を片付けながら、昔のことを思い出して、大粒の涙を出して泣いていた。
体幹ストレッチでも泣いちゃう人いるんだよね〜
と、ここで、私が講師をつとめる「体幹ストレッチ講座」が突然登場。
5年以上前のことだけど、師匠が開催した合宿に参加したときのこと。 午後のレッスンの時、二人ひと組で「ほぐし」をしていて、私がある女性の足の裏を少し踏んであげた。
夕飯を食べた後、夜のレッスンの時、その女性が近くに来て「また、足の裏、踏んでくれませんか?」と頼んできた。 「喜んで」とこたえて、彼女の足の裏を踏み始めたら、その女性がオイオイと泣き出したのだ。
私も何となく止める気がしなくて、ただひたすら、そう、多分20分ぐらい女性の足の裏を踏み続けた。 そのあいだ中、座布団を胸に抱えるようにうつ伏せになって(多分、大粒の涙を流しながら)ずっとすすり泣いていたのだ。
女の子を泣かせてしまったことなんて、今まで、人生で一度もなかったのに(これはウソかな)。
どちらもデトックスなのだ
体幹ストレッチもコンマリさんもどちらもデトックスなのだ。 一方は体の流れをよくし、もう一方は自分の家の流れをよくする。
そうすると不思議なことに、もう一方の流れもよくなってくる。
私が体幹ストレッチを始めて何年かたった頃、突然掃除がしたくなって止められなくなったことがあった。 キーボードのキーの間とかも、クリップの針金でホコリをほじくってきれいにしたりして、キーボードを壊してしまったこともあったくらいだ。
しばらくして、私達の後にストレッチを始めた息子が、突然部屋の掃除をはじめたりした。「伝染したみたいだね」とカミさんと話をしていたが。
こんな話を体幹ストレッチの受講生の女性にしたら、半信半疑という感じで「へ〜」と聞いていてくださったが、 しばらくして、「(同棲中の男性が)突然部屋の掃除を始めました」と報告してくださった。 私は大笑いをしたが、その女性はストレッチの効用を信じてしまったらしくて、しばらく続けて通ってくださった。 彼氏本人も、一度だけ体幹ストレッチに参加してくださったことがあったが、むしろパートナーの流れがよくなったことの影響のような気がする。
その後、仕事が忙しくなったので、行けなくなったと2度ほど連絡が来たきりいらしていないが、またそのうち復活してくださるのではないかと期待している(待ってますよ〜、○○さん)。
自分の内側からはじめるか、外側からはじめるか。
ストレッチして体内の流れをよくすることから始めるか、自分の外の空間をかたづけて、風や「気」の流れをよくすることから始めるか。
どちらから始めても同じような反応や効能があるのが面白い。
正誤表
東京12チャンネル → テレビ東京